遂に今週号の「スペル・ルチャス」がミスティコWWEと契約!っと報じました。
海外情報に詳しい「スペル・ルチャス」はドスカラス・ジュニアのWWE行きの際も、いち早く報じました。
本来「良い話」として皆さんにお伝えできるタイミングでこの件は書きたかったんですが、CMLL側がこの件について「ミスティコのWWE行き」を否定するコメントをわざわざ広報を通じてテレビサに対して出しました。ただ否定したもののミスティコの名前はプログラムから消えています。
これ自体がメキシコでは異例中の異例でCMLLにとっての大打撃は察するところです。
日本の「ミスティコ・マニア」の方々の動揺も伝わってきましたので、現時点での僕の話せる範囲の見解を書いておきます。
ミスティコのWWE行き希望は新日本行き希望と同時期からありました。
「いつかは」がドスカラス・ジュニアがアルベルト・デル・リオとしてWWEで大ブレイクしてから、その思いは強くなったようです。
昨年9月にメキシコで会った際には僕にノートを見せて「WWEへ行くために今英語を勉強しているんだ」と言っていました。
そして12月、新日本のドーム大会にミスティコの名前が無かった事でミスティコ本人から僕に連絡があり、「WWEと契約した」と打ち明けられました。
ただこの時点では本人がそういってもドスカラス・ジュニアの時のように実際リングに上がるまでに1年かかる事もある訳で半信半疑でした。
「いつからアメリカへ行くの?」と聞くと1月中旬の予定だと。
じゃあ「FANTASTICA MANIA2011」には来日できないじゃないかと。
僕はWWEは事前に入ってた契約は出場できるはずだから、ちゃんとWWEと話してミスティコが主役なんだから「FANTASTICA MANIA」には必ず来るよう説得しました。
それでも半信半疑ですよ。
そんな思いの中、ミスティコは来日しました。だから今回の来日中は最初から最後まで一緒に過ごしました。
当店のサイン会の時もサインの最後に「CMLL」と書く度に僕の顔を見て笑ってましたね。
そっと契約書とビザの張り付いたパスポート見せてくれました。
僕は「良かったね」と言いました。
ウルティモ・ドラゴンやドスカラス・ジュニアやヨシ・タツがWWE行きが決まった時も僕は心の底から良かったなあって思いました。だからCMLLとの関係は心配だけどミスティコ個人の将来を考えたら絶対、世界の頂点にチャレンジして欲しいし、応援したいし、誇りに思います。
だって誰でも挑戦できる訳じゃないですからね。WWEは。
やっぱり世界最高峰ですもん。
ミスティコは「選ばれしもの」です。「選ばれしもの」はどんどん上を目指すべきです!
WWEで成功して何年後かにCMLLに復帰して欲しいし、日本にも来てもらいたい。
これが現時点の僕の偽りない心境です。
ただ心配したのはCMLLのパコさんには話しをちゃんとしたのか、ミスティコの名前&デザインの権利はCMLLのものなのか?ミスティコ個人のものなのか?
このあたりがCMLL側の対応をみると、すんなりいかないかもなあと思います。
しばらく状況を見守る事になりそうですね。
現時点で僕が書ける精一杯です。
本当はミスティコのWWE行きが実現したら「ミスティコ・マニア」の皆さんには喜んでもらいたんですけどね。