小児はり独自の診察法 望診&脈診 | 《和魂漢才鍼灸》

小児はり独自の診察法 望診&脈診

皆さん、こんにちは!
和魂漢才鍼灸の足立繁久です。

私は臨床では、ママサポート小児はり師を名乗っています。

それくらい“小児はり”“小児鍼灸”に力を注いでいます。

とくに東洋医学・伝統医学の小児科には目がないですね。

東洋医学における小児科は、歴史をたどると…
銭乙(せんいつ)先生(10世紀~11世紀)が代表的な人です。

銭乙先生は小児科医学の祖と呼ばれています。
望診を得意とされていた・・・という話も聞いたことがあります。

この望診、小児科では非常に重要な診察法なのです。

なぜなら・・・

小児はり・小児科では問診ができません。

昔の中国では、小児科を別名『唖科(あか)』と呼んでいました。
 (※唖とはしゃべれないという意味)

赤ちゃん・子どもはしゃべることができません。

また、しゃべれたとしても
自身の症状についてうまく説明することができません。

実際の臨床ではウソをつくことだってあります。
可愛いウソなんですがね(^^)

なので、不問診(ふもんしん)といって
問診することなく診断する必要があるのです。

そのため技術が望診と脈診です。
(実際の小児はり現場には腹診も行います。)

小児診法は“三部五脈”といって、5カ所の部を診察します。

小児科では、得られる情報がどうしても限定されます。

ひとつでも多くの情報を得んがための三部五脈です。

診察の情報が増えれば、診断の精度が上がります。

診断の精度が上がれば治療法が変わります。

例えば、同じ発熱でも、診断の違いによって…

手 汗をかかせる治療
手 尿を促す治療
手 便を通じさせる治療

・・・


と、治療方針はまるで違います。

もちろん、家庭におけるアドバイスも違ってきます。

そういった診断と治療と養生を的確に行える小児はり師。

皆さん、あこがれませんか?

ということで、7月は小児科診法を勉強会で紹介しますね!


小児はりセミナーの申込みは・・・
 ↓コチラ↓のメールフォームから!

《和魂漢才鍼灸》
関西圏内外問わず、鍼灸家・鍼灸学生さんが参加中。

映画2011年度から難経勉強会の予告動画をUstream配信しています。
予告動画の過去のラインナップはコチラをクリッククリック!!

   ↓《伝統鍼灸の匠☆グルっぽ》↓
伝統聖鍼流 『凡人ができる達人の治療法 伝統鍼灸を学ぼう会』-グルっぽバナー 
  鍼灸・漢方・伝統医学を愛する者は
  当会に参加・所属しなくても参加可能です。
  会や流派を超えて情報交換しませんか(^^)/

ツイッター ツイッターでも脈診・鍼灸のことつぶやいていますTwitter