はじめの第一歩 | 総務・経理の強いミカタ! 伝票コストダウン ヘッドコーチ 福井務のブログ

総務・経理の強いミカタ! 伝票コストダウン ヘッドコーチ 福井務のブログ

伝票印刷会社勤務19年の福井が、伝票や好きなこと、感じたことをポツポツ書いていくブログです。

まいどです!

学生アメフトの頂上決戦は、甲子園ボウルと呼ばれてます。
この舞台に母校が5年ぶり3度目の出場となるのですが、全て負けてます。

負けた相手は2回とも、今回と同じ立命館・・・
3度目の正直なるか!

ども、伝票コストダウン ヘッドコーチの福井です。


稲垣さんからの依頼は、『記憶に残る封筒にして欲しい』

今まで使われていた封筒は、こんな感じです

 

 

 

 

請求書とか納品書を入れてお客様に送る、長3窓つき封筒

事務用で使う封筒は、社名・ロゴ・住所などが印刷されているのが一般的

と言うより、これ以外のデザイン見たことないです(笑)


ここから、「記憶に残る封筒」を作っていくのですが、最初に思いついたのが

・封筒の紙色を黒に

・稲垣さんの似顔絵を入れる

・会社の思いを伝える


封筒の紙色を黒に

単純に目立ちます(笑)

稲垣さんの名刺が黒だったので、封筒も同じ色にすれば統一感が出せるとも考えました


稲垣さんの似顔絵を入れる

エクスマの藤村先生が仰る

『ANA(企業)とは仲良くなれないが、CAの○○さん(個人)となら仲良くなれる』

これを、封筒に生かすことを考えて、社長の似顔絵を入れる案を考えました

事務封筒は、どうしても殺風景になってしまうところに、似顔絵を入れれば目をひいてくれるのではないか?ということを思いましたし、稲垣さんという個人を出せば、お客様はつながり易いとも考えてのことです


会社の思いを伝える

これは、稲垣さんの話を事前に聞いていたのが、大きいです

親父さんから会社を引き継いで暫くしてから、『会社をたたんだ方がマシ』という状況に追い込まれます

そんな状況から、色々試行錯誤したうえに、Webサイトに生きる道を見つけはります

そして、V字回復

その時の思いを凝縮したものが、Webサイトのトップページにあります

この言葉を、封筒に使わさせていただくことを考えました


ラフ案を作って稲垣さんにお見せすると、「紙色を黒」はコストが高すぎる、「似顔絵」は一人だけが目立ってしまうということで、決まったのは「会社の思いを伝える」案

方向は決まったものの、最終確定するまでに時間が掛かったのは、実はココから(苦笑)

文字とロゴというシンプルなデザインなのですが、どう見せれば伝わるのか?

これまで伝票をはじめとする、事務で使われる印刷物しか作ったことがなかっただけに、ハードルが高いのです(笑)

今までと同じような封筒でしたら、社内に製作できる社員はいるのですが、デザインはできない

外部のデザイナーに頼ることを考えましたが、企画からデザインまで社内で完結したかったので、イラストが上手い社員の内布に手伝ってもらうことに

 

 

 

いつもは製版が仕事の内布

 

 

 

方向性を伝え、内布がデザイン

出来上がりを修正してもらったり、申し訳ないけどボツにしたものも多数

納得できるものが出来あがれば、稲垣さんに持って行き、打合せ

これを何度か繰り返すと、かなりの時間とかなりのボツ案が(苦笑)

稲垣さんでなかったら、途中で打ち切られてます!

そんなこんなで、出来上がったのがコチラ

 

 

 

 

 

表はシンプルにしましたが、共栄化学さんのFacebookページへのQRコードを入れたのが、これまでの封筒と変えたところ

 

 

 

 

 

 

裏に苦しかったときの思いと、作業着に入っているロゴを持ってきました

裏ではなく、表にもってくる案もあったのですが、稲垣さんから分けた方がイイとのことで裏に配置したのですが、ロゴと文字だけのシンプルな構成だけに、内布とあーでもない・こーでもないと言いながら作ったものです


封筒に限らず伝票も、市場が縮小してます

この中で起きるのは、少しでも安くという価格競争

結果、働いても働いても儲からない状態になってしまったので、ここから抜け出したいと考えてます

そのためには、今までと同じ伝票を作っていてはダメ

そんなことを考えているときに、稲垣さんに

『記憶に残る封筒にして欲しい』

と声を掛けてもらって、本当に嬉しかったです(笑)

価格競争から抜け出す、ささやかな はじめの第一歩を踏み出せたと思ってます

稲垣さん、本当にありがとうございました!


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

○私が運営するWebサイトはこちら → 伝票印刷王