冷えについて その1. | 豊橋市の鍼灸「伝馬町鍼灸院」

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こんにちは。豊橋市の伝馬町鍼灸院 院長の川添です。

 

今日は各地で最高気温が25℃を超えた地域も多かったですね。25℃を超えるとつい冷たい飲み物が欲しくなりますが、体はそれほど暑さに慣れていないのにもかかわらず冷たい飲み物を飲むと胃腸が冷えるので冷え症の方は注意が必要ですね。

 

さて、今回は「冷え」についてです。

 

前回、「冷えは人類の永遠なる万病の元」と書きました。

 

で、「冷え」って何?と尋ねられたらなんて答えますか?

 

「冷えって冷たいこと」じゃないの?

 

「冷たいこととは?」

 

「体温が低いとか、気温が低いとか、感覚で知るものかな。」

 

ぐらいの会話ならできそうですね。

 

コトバンクで冷えを調べると

デジタル大辞泉

1.冷えること。

2.からだ、特に腰から下が冷えること。またその病気。

 

大辞林 第三版

1.冷えること。また、その程度。

2.特に、下半身の冷える病気。婦人に多い。

 

と書かれています。

 

辞書もこの程度なんですね。

 

東洋医学では「冷えは、万病の元」というのだから東洋医学ではどのように「冷え」を観ているか調べてみましょう。

 

東洋医学では、体中に目に見えるもの、見えないものが滞りなく巡っていることが健康だといわれます。

 

目に見えないものは「気」と呼ばれ、見えるものは「血液」や血液以外の「体液(東洋医学では津液と言います)」です。

 

「気」「血」「水」のバランスが大事と聞いたことがあるかと思います。

 

このバランスがよいとは、体の中で三者がしっかりと過不足なく、滞りなく巡っていることです。

 

東洋医学では、「気」の働きには、

 

1.栄養作用:飲食物から得た栄養物を含み、人体の各部を栄養する働き。

 

2.推動作用:臓器組織の活動を促進したり、血脈や経絡の流れを推進させる働き。

 

3.温煦(おんく)作用:気は温性が強く、体温の維持をはかったり、臓器組織を温めてその活動を促進する働き。

 

4.防衛作用:体表を保護し外邪の侵入を防ぐとともに、侵入した病邪と闘争する働き。

 

5.固摂(こせつ)作用:気・血・津液などの人体構成物質が必要以上に体外に流失しないよう、留めようとする働き。  

 

6.気化作用:この働きは2つあります。一つは精は気を化す、気は血に化すという気は精から作られ、血は気から作られる、という働き。二つ目は、たとえば、排尿作用は「膀胱の気化」など、臓腑のもつある働きを意味する場合があります。 (鍼灸学 基礎編 東洋学術出版社  やさしい中医学入門 関口善太著 東洋学術出版者より抜粋)

 

があります。

 

ここで、冷えと関連するのは、気の温煦作用と推動作用。

 

「冷え」とは、について知るには、気の温煦、推動作用の「熱の産生と巡り」との関係を知ることがカギとなります。

 

「冷え」と「熱」との関係は陰陽の関係です。

 

今日はこのへんで。

 

感謝

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