4)犬歯誘導1(歯根長から)

本日は日曜日ですが
矯正歯科 鎌倉 dentfacoは診療日です

本日の話題は犬歯誘導

レントゲン写真は
たまたま右上の犬歯に根管治療が施されており
白い根管充填材が充填されていため
犬歯の歯根が奥歯と比べても
どれだけ長いかを示すために掲載しました

ヒトの噛み合わせは
mutually protected とよばれる,
左右側運動では上下の犬歯同士が
前後運動では4前歯が,
アゴの運動をガイドする
様式をとっております.

前歯=齧歯目=ねずみの歯=野菜用
犬歯=食肉目=おおかみの歯=肉食用
臼歯=偶蹄目=うしの歯=穀類用

片顎片側での本数の比は
2 : 1 : 4
雑食性のわたしたちヒトの食事の
バランスもこの比率がよいと言われます.

なぜミューチャリーがというと,
これらの歯群がそれぞれ得意分野を
受け持って,苦手分野を
カヴァーしあっているからなのです.

まず口を閉じると
最大面積の咬合面を持つ
臼歯郡が咬合力すべてをサポートします.

しかし,ほっぺたをめくってみるとわかる通り
奥歯の根を覆う歯槽骨は,
ほんの数ミリしかありません.
ギシギシと横揺れを嫌う奥歯を
とんがった犬歯どうしが
ガイドを開始することで,
すっとdisclude=ディスクルード(噛みあわなくなる)
させることができます.

また前方運動でも,
anterior guidance = アンテリア・ガイダンス
=前歯部滑走が始まると,
奥歯はすっとディスクルードし,
嫌いな横からの力から解放されます.

犬歯が八重歯となって
咬合に参加しなくなり,ガイドすることをやめてしまうと,
しかたなく両脇の歯にその役目が回ってきます.

犬歯はまたの名を眼歯といわれるくらい
目に届くほど歯根が長く,
アゴの力全体がかかってもびくともしませんが,
となりの側切歯や小臼歯がこの役目を担えば,
噛み合わせの効率は悪く,
またこれらの歯の寿命を
著しく短くしてしまうことにもなりかねません,

まさに補助エンジンでの航海.
または大黒柱の病欠から
お母さんやお姉さんが
一家を支えてゆかなければならない
状況ににています.

犬歯による誘導が充分でなく
ものを噛む側=作業側といいますが
の臼歯部のほっぺ側の山が当たってしまうと
応力に絶えきれず歯が割れてしまう事があります

旧予防歯科での患者さん
60代でしたか
「私は娘の頃
○京医○歯科大学で矯正をした事がありました」
一番最後に生えてきたはずの
一番奥の歯がありません
理由は明日の投稿をお楽しみに!

dendroboim-矯正歯科における咬合論 犬歯の役割

 

 

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鎌倉市小町1-5-21森ビル3F
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E-mail : kamakura@dentofaco.jp
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院長:歯科矯正医 山本一宏
日本矯正歯科協会(JIO)正会員
日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)認定矯正歯科医
日本矯正歯科学会認定医
日本成人矯正歯科学会認定医
American Dental Association,
American Association of Orthodontists &
World Federation of Orthodontists, Member

 

 

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