「米国では”ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える”という
 格言があります」  映画監督ジャン・ユンカーマン氏



【集団的自衛権を問う 平和憲法台無しになる

他国のために自衛隊が海外で戦う集団的自衛権。
聞こえはいいが、実際は交戦権と同じ。
憲法9条は「国の交戦権を認めない」と明記している。
憲法解釈の変更だけで、使えるようにすることはできないのです。

2004年に「映画 日本国憲法」を撮りました。
イラク派兵をきっかけに広がった改憲論議に危機感を抱いたからです。
米国、中東、アジア各国の知識人に憲法の意義を語ってもらった。

米国は戦争で問題を解決する国ですが、憲法によると、日本は違うはず。
平和を目指して世界と関わりを持てばもっと尊敬を集められるのに、
米国に従うのが残念です。

安倍晋三首相は平和憲法を台無しにしようとしている。
外国で武力を使える「普通の国」にならなければ、
他国と対等の関係を築けない、米国に取り合ってもらえないと考えているのでしょう。

でも、それは誤解です。朝鮮半島、ベトナム、イラク、アフガニスタン....。
米国が民主主義を守るためとして戦った国は、今も戦争の後遺症に苦しんでいる。
武力では何も解決できないと歴史は証明しています。

米国では「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える」という格言があります。
手段に固執すると問題を正しく解決できない、という戒めです。

安倍首相に当てはめると、ハンマーは集団的自衛権。
使えるようになれば、武力に固執して、
平和的な問題解決の方法を探さなくなるのではないでしょうか。

朝日新聞6月24日朝刊

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ジャン・ユンカーマン氏は 映画「チョムスキー9.11」を撮った方




この映画を文字起こししてるサイト すごい

   サゲサゲ↓
「チョムスキー 9.11 採録」

チョムさんが米国の欺瞞を語る映画


「”対テロ戦争”なる言葉は眉つばです。
 世界最悪のテロ国家が率いているのですから」


「9・11が重要なのは、規模や性質と関係ない。
 誰が犠牲になったかが歴史的なのだ」

「事実を知りながら、知識人は何も言わない。
 知識層がよく躾(しつけ)られていることの証明です。
 西側諸国に顕著な現象です。」


「誰でもテロを止めたいと思っています。
 だったら、参加しなければいい。」

「何でもできるのですよ 意思さえあれば。」
                チョムスキー


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1970年代に CIAがチョムスキーに諜報活動を行っていた事がバレてる



本当のこと言われちゃ困るものね