「写真のワナ」 新藤健一 一読おすすめっ





1984年出版の本の10年後 1994年の新版で
内容はちと古いが かえって嘘が良くわかる本


報道写真にもワナやウソがいっぱいだった
マスメディアの情報操作の事例がたくさん解説されていて
戦後史の闇を窺い知る事ができます...


ーーー「報道写真」とは「報知すると同時に指導」するもの
    ある意図のもとに用いるときは政治的、経済的、党派的宣伝の
    最も強力な武器となり、対外宣伝、観光客誘致の絶好の手段ともなる。
    写真の持つプロパガンダ性を見抜き
    それを「報道写真」と銘打って
    世論を国策に乗っとってリードしていった。 (本文より)



沖縄返還報道のとこなんかひどい
新聞紙面から受けるのは祝賀ムードでいっぱいの沖縄
しかし現実の沖縄は「通貨交換の不安と物価高、基地不安」だけだった...


大阪万博後の旅行ブームにかげりを感じた当時の国鉄
「ディスカバー・ジャパン」のポスターで新しい旅行ブーム 
個性ある自分を発見する旅のキャンペーンに成功した
仕掛けたのは電通.....



情報操作こんなにされてたのね...すご~くよく分かる本です

ってことは...今も.....