「いまだに原子力だ原子力だと言っている、こんなバカな国は日本だけ」

昨日に続いて 大事だなと思った部分アップしま~す

2013/11/04 【岡山】小出裕章氏講演会『この国は原発事故からなにを学んだのか』

講演の最後の部分だけ 文字起し

・・・・1:47 ぐらいのところから・・・・・・

いまだに原子力だ原子力だと言っている
こんな馬鹿な国は日本だけ。

世界はとっくに原子力から撤退している。

世界で原子力を牽引してきた一番頭目・大将は米国。
原子力に夢をかけた時代は確かにあった。

その米国が1960~70年はじめ頃
原発運転中・建設中・計画中の数が最も多かったのは1974年。
今から見れば40年前。
そのときから米国では計画中の原発は次々とキャンセル。

建設中だった原発、それも9割できたいたものすらキャンセルしてなくなった。


そういう時代になって5年後にスリーマイル島の事故が起きた。
原発から撤退を始めたのはそのずっと前から。
事故が起きたからではなく
こんなものはもうダメだと気がついてやめてきた。
米国では100基を超える原発があるが
1980年以降増えていない。何十年も増えていない。
米国の原子力産業はすべて生産ラインを失い
もう原発を作れない状況。

ヨーロッパでも60~70年代に原子力に夢をかけた。
運転中・建設中・計画中の原発の基数が多かったピークが1077年。
やはりスリーマイル島の事故の前から
ヨーロッパも原子力から撤退を始めていた。

計画中のものはほとんどキャンセル。建設中のもキャンセルされた。
運転中のものも廃炉に向かっている。

こういう世界の状況を日本人も知らなければならない。
何とか早く原発を全廃させたい。
幸いにも今のこの電気も今は全く原子力から来ていない。
いっさいの原発が止まっている。一基も最稼働させたくない。

それでもまだ日本は原子力をやるという
それはどういうことか

日本では「NUCLEAR」を「核」と「原子力」と使い分ける

イランがウラン濃縮をすると「核開発」といい
日本がやると「原子力開発」
マスコミは言葉を使い分けて毎日みなさんを洗脳している。


1992年外務省幹部の談話 朝日新聞11月29日
「個人としての見解だが、日本の外交力の裏付けとして、
 核武装の選択の可能性を捨ててしまわない方がいい。
 保有能力は持つが、当面、政策として持たない、と言う形でいく。
 そのためにも、プルトニウムの蓄積と、
 ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない。」


まことに見事な話。
初めからプルトニウムを蓄積するためにやってきたこと。


中略

核と原子力は同じもの。
原発は平和利用だからと容認してはいけないもの。





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北が飛ばすと「ミサイル」
日本が飛ばすと「ロケット」と同じだね


こないだ日本が成功したロケット「イプシロン」
1トンの弾頭が装着できるそうな 

ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない。」

やっぱりミサイルだ