まもなくゴンドラの冬季営業も終わる時期なので、今しか(楽に)行けない後立山連峰のどこかへ行くことに。
去年の同時期には遠見尾根を攻めたので、今回は白馬岳周辺を攻めようかと。
まずは駐車場からゴンドラを2つ乗り継いで栂池へ。
本来なら白馬大池かその上の稜線あたりまで登って撮影しようかと思っていたのだが、なにぶん沖縄の疲れが予想以上に堪えていて、少々手抜きして楽にアプローチできる栂池の末端にある白馬岳から鹿島槍まで見渡せるゴージャスすぎる展望地にて幕営・撮影することにしました。
楽…とは言っても大荷物の上に急登の連続なので時折踏み抜きつつ片道2時間ほどかかります。
このあたり、高度を上げれば上げるほどよい展望が得られるのですが、時期柄上部の方を見るとクラックが多数。
状況を見つつ適度な高度まで上がり、雪崩れても大丈夫そうな場所を見つけて木陰に幕営。この時期限定の快適なアルペンビューホテルが完成。

昼間はのっぺりとした眠い絵しか撮れないので、夕方のゴールデンタイムまで待って撮影開始。雲ひとつなく申し分ない。


日没後、惜しむらくはほぼ満月のために星々があまり写らないことだが、今回は月光浴写真だと割り切って撮影しました。
満月の光が降り注ぐ雪山は、雪の反射もあるためヘッデンが必要ないほど明るく、持参した焼酎などを片手に至福の撮影タイム。


翌朝、雲が少々出てきたおかげでほどよく焼けてくれた。


この時期、天候も安定して気温も高く(もちろん夜には氷点下にはなるが)この上なく快適に残雪の峰々を寒さに震えることもなく夜通し撮影することができました。今年は他所と同じで雪の量は異常に少ないですが。
雪があるうちにもう一度くらいは北アのどこかに行ってみたいところですが…果たして。