当日、どんなメンバーの方とご一緒するのか全く分からないまま、引き続き準備を進めます。
担当になったのは、ある程度勝手を知っている分野の事業もありましたが、大半は知っているようで全然知らないような事業ばかりでした。
例えば、治山事業が含まれていましたが、「治山」と「砂防」の違いは何か?
良くわかっていませんでした。
もっとも県民委員だから一般の県民レベルの視点から話せる程度でいいのではないかとも思ったのですが、それではとても事業内容の判定などできません。
闇雲に不要を乱発するか、とりあえず現状維持で済ませてしまうなんてことになりかねませんから。
ネットで検索したり、図書館に行ったり、自分の過去の経験を洗い出してみたり。
またテレビのニュースなどでも注意してみていると示唆に富んだ内容のレポートが割と流されているものです。
実際に仕分け当日、先週テレビニュースで紹介されていた他県の事例を引き合いに出し静岡県ではどういう対策をしているのかを聞いたり、また食糧自給率がベンチマークとして有効かという観点から質問をしたりできました。
現地まで見学に行った方もいらっしゃいますが、小生の場合は事業の内容から山奥で、しかも行っても(対象物は地中にあるので)何か手がかりがつかめるかどうかも分からないことや、過去に事業の対象になった所をよく知っていたこともあり、遠出をしてまで調査することはしませんでした。
県から報酬は一切いただいていませんし、出るとしても交通費が実費と、事前説明会と仕分当日ペットボトルのお茶、昼食の弁当が出るだけです。ですから、調査費用は自腹です。
※弁当もペットボトルももとは税金だと言うことを忘れてはなりませんが。
時々議員の方が政務調査費で漫画を買っていたなんてことが報じられることがありますが、せっかくの調査費用をなぜそんなことに使うのでしょうかね。
また、県の担当部署に直接コンタクトを取るのは「微妙ですができれば控えて欲しい」とのことでした。
中立性が疑われてしまうからです。
そんなこんなでなんとか質問事項をひりだし、質問状を行政改革班に送りましたが、
すぐには返事が返ってきません。
ヤキモキしていたら、今回最年少の県民委員Mさんから「質問の回答は来ましたか?」とTwitterで問い合わせがありました。
どうやら皆さん同じようです。
ちなみその日の夜、回答が来ました。
メールの送信時間が22:30頃になっていて、行政改革班スタッフも連日深夜まで奮闘している様子がうかがえました。
そんな中、説明会で知り合ったひとりの方が、急に仕事が入ってしまい当日参加できなくなったということで県民委員を辞退されるという残念なこともありました。
<続く >