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ハーバードビジネスレビュー7月号は、組織の本音というテーマ。組織におけるコミュニケーションをいかに円滑にするかという話題が多く、面白かったです。

 

その中での「言いにくいことを言える職場」という記事の中にあった、声を上げやすい文化や風土をつくるためのポイントが本当に大切だと思いました。その中でもすぐに実践できる項目がいくつかありました。

 

■声を上げやすい風土をつくるヒント

 

1)フィードバックを日常的なものにする

定例ミーティングなどで普段から頻繁に意見を求める。上司から指示するだけでなく、メンバーの意見を聞く。

 

2)透明性を高める

決定プロセスやスケジュールなど、自分の意見がどのように反映されるのかを見えるようにする。

 

3)働きかける

普段の仕事の場などで、非公式に意見を求める。雑談する。

 

などなど。

 

 

意見の言いやすさは人によっても相性によっても異なりますが、エンジニアでも事業責任者でも、伸びる人を見ていると「普段から聞く」ことがとにかく多い。役員でも、若手でも成長する人は質問をたくさんしています。役員から素朴な疑問を受けることもありますし、若手からの本質的な質問に自分も考えさせられることもあります。

 

一方的に指示ばかりする人(特に上司)の場合は、その人の才能の限界がそのチームの限界になりがちです。聞く耳をもったほうがその分アイデアも集まり、良い決断への選択肢が増えるということです。最終決断はリーダーがするのは当然ですが、視野が狭いとその分判断ミスの可能性も高まります。

 

マンツーマン面談のほうが話しやすい人もいれば食事をしながらのほうが良い人もいるので、声を聞く選択肢を増やしつつ、一人一人に合わせて聞いていくという姿勢があると対話のバリエーションは増えていきます。


私自身もこの雑誌を読んで、より良い対話が増えるような働きかけを増やしていこうと思いました。