2015年11月から、人事管轄の体制を再構築することにしました。
これまで3つあった人事関連の部門を、1つの部門に統合します。
「人事統括本部」を新設します。
2015年の3月に実施した「あした会議」で人事本部は3つの部門になりました。
2005年に設立された「人事本部」に加えて、全社の育成や活性化施策など決議事項を遂行する「事業推進本部」と、人材の発掘や育成の専門部署である「人材開発本部」の合計3つの部門です。
3部門のメンバーそれぞれ、この約半年で大いに成果を出してくれました。
事業推進本部は自分たちを「スーパー推進ズ」と呼ぶほど、様々な決議事項や活性化施策を推進してくれました。新しいロゴの浸透策でも様々な企画を実施してくれましたし先日のあした会議も、2006年からはじめた中で過去最高の運営でした。
人材開発本部は人材開発だけを切り出して専門部署にしたことがとても良かったです。各部門の幹部がメンバーについて何を任せるかについて議論をする「人材覚醒会議」や、社内ヘッドハンターであるキャリアエージェントが各部署で活躍する人材について議論をする「発見会議」、毎月社員に協力してもらっている「GEPPO(月報)アンケート」を分析して毎月役員と議論する「人材科学センター」も軌道に乗ってきました。専門部署にしていなければ、半年でここまでのことはできていません。
こういう新しい取り組みを、人事本部メンバーが支えてくれました。労務や総務を中心に担当してくれている人事本部メンバーは、専門性を高めて法改正の動きなどに俊敏に対応しつつ、業務のシステム化をどんどん進めて自らの時間を付加価値の高い業務に移してくれています。
今回の人事統括本部の体制は下記のとおりです。
1)事業人事部の新設
・事業人事
・中途採用
事業人事を専門にする部署を新設します。いわゆるビジネスパートナー(BP)にあたる部署です。事業部の一員として、担当役員や事業部長のサポート、社員の成長サポートに全力を注ぎます。また、中途採用は事業部ごとに裁量権をもって進めていますが、全社的にまとめたほうが良い部分の舵取り役として星野貴仁氏が全社の中途採用責任者になります。事業人事部長は私が担当します。
2)人材開発部の再編
・新卒採用
・キャリアエージェント
・カルチャー推進室
採用から適材適所までを担当するのがこの部門の役割です。具体的には新卒採用と社内ヘッドハンターであるキャリアエージェント、「CA36」などの次世代リーダー育成プログラムなどの運営を行います。加えて、事業推進本部のカルチャー推進室を人材開発部に移管します。カルチャー推進室は社内報「Cybar」の運営や、社内ケーススタディをまとめる「ヒストリエ」の発刊など、企業文化を推進する役割を担っています。ヒストリエを活用した育成プログラムや、活躍人材の社内報での特集記事など、企業文化の形成と人材開発は密接にかかわるため同じJ部門にしました。人材開発部長は膽畑氏が担当します。
3)全社人事部の新設
・労務
・事業推進室
これまでの人事本部と事業推進が一緒になります。労務は全社の労務体制の強化にこれまで以上に力を入れてもらいますが、特に大きな変化となるのは総務部門の事業推進室との統合です。事業推進室というだけあって全社の活性化施策などにはオフィス環境も密接にかかわるため統合することにしました。これまで長くあった人事本部の名称も変更します。全社にまたぐ人事の活動で業績に貢献するという意味を込めて全社人事部としました。全社人事部長は武田丈宏氏が担当します。
4)人材科学センターと経営管理室の共通機能化
どこかの部門に所属するのではなく、人事全体で取り組んだ方がよい部門を共通機能化することにしました。これまで人材開発にあった人材科学センターは人事統括本部全体の視点でデータ分析と経営への提言を行います。また、経営管理室では人事の業務フローの簡略化やシステム化などパフォーマンスの上がる体制づくりを推進してもらいます。人材科学センターは膽畑氏、経営管理室は武田丈宏氏が担当します。
人事統括本部の本部長は曽山が、副本部長は武田丈宏となります。人材開発部の膽畑氏は社長室や全社広報の担当も引き続き担います。
人事は、人と組織で業績を上げるパフォーマンス・ドライバーである。
この人事のミッションに基づき、今の強みを活かしながらさらに業績に貢献できる体制にしました。
人事一丸となって、企業価値の向上に貢献していきます。
21世紀を代表する会社を創る。