仕事でいちばん大切な 人を好きになる力/講談社


ライフネット生命、岩瀬さんの新著!

大きな仕事を成し遂げるには、自分以外の力をどれだけ借りることができるかというのがその成否の分かれ目になるといって過言ではありません。

そういう意味で、この本のタイトルにある「人を好きになる力」というのはとても大切。

この本では社内でも社外でも、より多くの人を巻き込んでより大きな仕事を成し遂げたい思っている人にとてもおすすめの本です。

私もたくさんの良い気づきがありました。

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・「ギブ&テイク」ではなく「ギブ×10」。

・ほめ言葉を出し惜しみしない。「ありがとう」という感謝は口に出して伝える。

・仕事とプライベートを「人」で分けない。

・フィードバックを素直に受け入れる。周囲からはそう見えているという現実を直視する。

・会話を弾ませる第一歩は、「共通の話題を見つける」こと。

・謝罪よりもお礼を大事にする。



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私は人事という職業柄もあり、経営者から大学生まで本当にたくさんの方とお会いするのですが、お話していて明らかに好感度が高いなあと思う方がいます。


そういう方をよくよく観察してみると、いくつかの習慣に気づきます。



■好感度の高い人のポイント

・興味。相手のことを知りたい!という興味を強く持っている。

・共通項。相手の興味あるものと自分の関心をつなげて会話する。

・褒め。相手の「ほめポイント」を探し、良い点を褒める。




岩瀬さんの本にもありますが「こちらが「好き」の気持ちを持って誠実に接していれば、ほとんどの場合は相手も「好き」を返してくれる」というのは人の力を借りる第一歩。


人は、興味を持つ人に、興味を持つ。


という考え方があります。


興味を持ってもらいたいと思ったら、まずは自分が興味を持ってみる。

働いていると自然と興味をもって話しかけることもあると思いますが、必ずしもすべての人に自然と興味がわくというわけではありません。

そういうときこそ、相手に興味を持つことを自分に言い聞かせて自分に何ができるかを考えることがおすすめです。


非常に良い気づきが得られた本でした!!!