業務上、たくさんのメンバーに仕事をお願いすることがありますが、
「仕事の預かり方がうまいなあ!」
と思う人が多い一方で、時々
「えー、ずれてるよ!そうじゃないよ!」
と感じる人がいることもあります。
そこの差は何なのか?
いろいろ観察したり考えたりしてみました。
メモをきちんととってる人?
メモをたくさんとってる人がいいのかというと、
そうでもなさそうです。
たとえばサイバーエージェントの取締役の中でも
メモを細かくとる人も、そうでない人もいます。
でも成果はそれぞれ大きく出しています。
うーん、違う。
記憶力がいい人?
これまでたくさんのメンバーと仕事をしてきた中で
頭もよくて記憶力がすごい良い人でも、
仕事の受け方が上手でなく、上司に指摘を受けている人もいます。
一方、決して頭の良さ(勉強ができるとか)でなくても
きちんと上司の期待に応えて大きな成果を出している人も
たくさんいます。
うーむ、これでもない。
ということで改めていろいろ整理してみると、ひとつの共通項に気づきました。
仕事の受け方や預かり方が上手な人は、
「依頼主の言葉を、そのまま預かる」
ことを習慣にしているのです。
脚色しないこと、変えないことがポイントです。
この習慣は、仕事の受け方が上手でないメンバーの観察から気づきました。
上司とズレが発生する人は、上司から仕事を預かる際の記憶やメモが「自分の解釈」で覚えているのです。
上司の依頼のセリフを変えてしまっているため、変えたセリフ(違うゴール)にむかって全力で仕事をしているのです。
たとえば、
「スーパーにいってホウレンソウを買ってきて」
という親からの依頼をうけてスーパーに向かっている間に
たまたま看板でみたアイスの広告に目をとられ、
「スーパーにいって(おいしそうだった)アイスを買ってきた
(そしてホウレンソウを買うのは忘れた)」
というくらいずれてます。
上記の例はイマイチな気がしてますが、依頼主の言葉をまずは「完コピ(まるまる覚える)」するくらい記憶もしくはメモにとどめ、その依頼に満額回答をする。
上司から預かった言葉を、勝手に変えない。
まずはここからやると、ぐんと上司と自分の仕事の往復が減って成果が出せるようになってきます。
とにもかくにも、まずは
上司の言葉を完コピしてみる!
もっと大きな成果を出したいのに、上司からよく「そうじゃないだろ!」と怒られる人や上司との関係性や相性で悩んでいる方にオススメです。