Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年.../ダイヤモンド社

いつも楽しみにしているハーバードビジネスレビュー。

今回は「人を動かす力」の特集。

特に面白かったのはダニエル・ピンクのインタビュー。

20世紀は「情報」を持っている人が強かった。
21世紀は「共感」によって人を動かす時代になる。

インターネットによってたくさんの情報に
アクセスできるようになったことで情報そのものの価値は下がり、
一方で自分と相手の共通点を見つけ共感を生み出し、
「みずからの意思で動くようにさせる」ことが重要になる。


■影響力を行使する3つの原則

1)同調 相手の立場で共感すること
2)浮揚力 拒否があっても浮き上がる力
3)明確性 情報の中から大切なものを明確にすること

相手に共感しながら、
第三者の批判や否定があっても柔軟に対応し
その中でも自分の柱を明確に持つこと。

たしかに今の時代は「発信しやすい時代」であり、
「さらされやすい時代」です。ブログやツイッターなどが
代表的ですね。

発信する分、批判されることもあります。
発信してなくても、否定されることもあります。
しかもいわれのないことを、言う人もいるもの。

しかし大きなことを成し遂げるのであれば、
批判や否定を柔軟に対応すると決める。


できるリーダーは、その決意が強いです。


大げさなことばかり言って行動してない人や
目立つこと自体を目的にしている人は
ときにその発言で力を持っているようにも見えますが、
実は脆さももっていることをダニエル・ピンクは述べています。


「私たちは透明性の時代に生きており、
嘘をついたり、自分に不都合な情報を隠したりしても、
検索エンジンによってすぐにばれてしまう。
誰も逃げ隠れできません。(中略)
嘘をついたり間違った情報を流すということは、
多大なリスクを冒すことだといえます。」


自分自身も襟を正しながら、
大きな成長に向けてひるむことなく
チャレンジを続けていこうと改めて思いました。



人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!/講談社


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