Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年.../著者不明


自分を鍛える人材を育てる、というテーマの
今回のハーバード・ビジネス・レビュー。

この中の「プロフェッショナルの「超」仕事術」
面白かった。

マルチタスクを支える6原則という副題のもと、
複雑化・多様化する仕事をどう進めればよいかというもの。

1 おのれの「比較優位」を理解する
2 肝心なのは費やす時間ではなく生み出す成果である
3 まず考えよ。読んだり書いたりするのは二の次である
4 準備はするが、変更はいとわない
5 部下に自分の場所をもたせる
6 何事も短く簡潔に


こういう○○か条系は自分でもよく使うのですが
具体的すぎてうまく使いこなせなかったり
抽象度が高すぎて実践できなかったりということが
よくありますが、この6つは記事も含めて読むと
実践的に「自分の頭の使い方」がきちんとできているかを
自問自答できるようになっています。

ちなみに先日の大阪での新卒会社説明会で
「弱みはなんですか?」と学生の方から
質問をいただきましたが、

「弱みはあるし、ないことを隠すつもりはないけど
それ以上に強みを伸ばすことに時間をかけている」


と回答しました。悩んだ結果いくつか
思いつくものも話しましたが大事なことは強みで戦うこと。


おのれの「比較優位」を理解する

この6か条のひとつ目が私も大事だと思います。

これは成長が早い人とそうでない人で
本当にはっきり差がわかれるポイントです。
学生でも社会人でも同様です。


大事なことはより大きな成果を出すことですから、
それであれば弱み苦手100%で戦うよりも
強み100%で戦ったほうがよい。

あと、これができるようになるには自分の意識も
重要ですが、実は周囲の環境がものすごく大事です。

そういう風土や価値観のある会社を見極めるひとつの
ポイントが、「ほめる」風土があるかどうか。

ほめるというのは相手の良いところを注目することなので、
必然的に強みにも光があたっていきます。
ちなみに当社では毎月各部署で「締め会」を行って
活躍した社員やがんばった社員を表彰しています。

組織のリーダーとしては、まず自分からほめることを
増やし、メンバーひとりひとりの強みに着目するとよいと
思います。



今日は日本ラクロス協会の
A級指導者の講習会で、チームマネジメントについて講演。
上記のような話もさせていただきました。



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