◆良い立ち姿の印象は「誠実」

以前のテーマ「聞き上手になる」の中で、あいづちや同調などが大切なことは、よく分かったと思います。
ここでは更に「姿勢」について考えてみましょう。姿勢が良いか悪いかでも相手に与える印象がガラリと変わってしまいますから。
人の立ち姿は、さまざまなメッセージを発信しています。「誠実で頼れる人」「疲れやすく、だらしの無い人」「消極的でやる気が無い」「パワーに満ち、やる気が溢れている」・・・少なくともこれらは立っている姿から判断できると言われています。
背中を丸めて、両肩を落としている。片足に体重をかけている。こうした立ち姿からは「パワー切れ」「やる気が無い」「指示待ち」といったメッセージが出ています。
また、体がグラグラ揺れて落ち着きが無かったり、貧乏ゆすりをする人も、ストレスがあったり、その場に違和感を持っている人です。
逆に背筋をピンと伸ばし、両足に均等に体重がかかり、肩に余計な力を入れずに立っている人は「自然体で、誠実、頼りがいがる」と感じられます。
鏡の前で自分の立ち姿をチェックし、まっすぐ背筋を伸ばした美しい立ち方を維持しましょう!

※ワンポイント※
立ち姿と共に「後ろ姿」や「背中」も非常にポイントになります。
背中から哀愁が出ているなどと良く言いますよね?


◆印象の良い歩き方をする!

立ち姿と共に、歩き方にもその人のメッセージが出ています。相手に呼ばれたら、その人の所まで最短距離で真っ直ぐに歩くこと。これがあなたの有能さを表すポイントです。
歩くときは次の3点に気をつけてみましょう。

①ダラダラと歩かない!
②膝をなるべく伸ばす!
③ガニ股にならない!


また、すばやく歩く人は、決断力があると判断されます。
すばやく、きびきびと歩いて自分の有能さをアピールしてみましょう!

※ワンポイント※
まだアッキーが高校球児だった頃に、当時の監督に言われていたことに「好打者は歩き方を見れば分かる」と教えられました。
足を引きずらずに、踵から着地し、つま先でしっかりと地面を蹴って歩く選手は良い選手とのことでしたが、
これが面白いように当てはまっていました。
確かに今も街中で、キビキビと歩くビジネスマンは「仕事が出来そう」と見えますね。

さて、次回は社内にスポットを当てて「上司に信頼される」がテーマです。