ぶらぶらと客引きをかわしながら歩いていると「鉄鍋餃子」「きびなご」の文字が目にとまったのでこのお店に決定。日曜日の夜9時近い時間であったが、真ん中のカウンターはほぼ埋まっていた。テーブルは空いていたが、途中で結構人が入ってきて10時くらいにはほぼ満席状態になった。
お通しは何と「明太子3種味比べ盛」。「かねふく」、「やまや」、「あごおとし」の有名どころ3種類が盛ってあり、この3つの中では「かねふく」が一番美味しかったかな。しかし個人的にはいつも買っている「福さ屋」の無着色がやっぱり好きかな。
とりあえずは生ビールを飲みながら「キャベツ」、「鉄鍋餃子」、「がめ煮」をつつく、「キャベツ」には九州の居酒屋(焼鳥屋)ではおなじみの「キャベツたれ」がかかっていてなかなか美味しい。
「鉄鍋餃子」には柚子胡椒では無く「ユズスコ」(タバスコみたいな柚子胡椒)が付いてきた。個人的にユズスコは好きで一時期子袋入りの物を持ってさぬきうどん店によく行っていたが、餃子に付けるのはやはり普通の柚子胡椒の方がいいな。餃子もちょっと皮が厚すぎる感じはあったが、まあ普通。
「がめ煮」は残念なことに煮込み過ぎ、悪く言えば昨日作った物の余りみたいな感じで蓮根は辛うじて少しは歯ごたえがあるものの人参や牛蒡は食感で区別が出来ない位クタクタに煮込まれていた。老人向けに作ったとしても味が濃すぎる。
場所を変えることも検討したが、外は寒いしビートルズがずっとBGMでかかっているので「くろじょか」を注文してそのままこの店にいる事に。もしもBGMがビートルズで無く他の方のレビューにあるような状況だったら最初のオーダーでさよならしていたかも。
せっかく「くろじょか」を頼んだので「きびなご」と「クジラ」を注文。 ・・・・・ 東京でこの手の物を美味しく食べるのであれば高級店に行かなければいけない事を痛感。ちなみに酢味噌くらいケチらないでいただきたいものだ。
〆には何を食べようかと思いながらメニューを見ていると、「明太卵焼き」が出てきた!そういえば頼んでいたがあんまり来ないので忘れていた。博多でのお気に入りの居酒屋[a:40001393,晴れたり曇ったり]で出てくるような明太子が片腹丸々入っているようなものは期待していなかったが、それにしても明太子の含有量がさびしい。
結局〆には温かい「五島うどん」を注文。これは可もなく不可もなくという感じであった。
せっかく気の利いた焼酎をリーズナブルな価格帯で揃えていて、プレミア焼酎もどちらかと言えば良心的な値付けなのでつまみ類がこの状態なのはもったいない。九州人としては応援したいが、2次会利用で焼酎をちょっと飲みに寄るのにはいいのかも。または〆に五島うどんを食べに寄るのもありかな。
炭・刺・焼酎 九州屋 新宿 (居酒屋 / 新宿三丁目駅、新宿御苑前駅、新宿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0