第43回山本会 ~ボルドーワインかボルドーと思わせるワイン~ | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

第43回山本会 ~ボルドーワインかボルドーと思わせるワイン~

43回目の山本会もワイヴィラージュさんで。

今回のテーマは前回の「ブルゴーニュ」に続き「ボルドーかそう思わせるワイン」というテーマにしました。

業界人も多いこの山本会にボルドーかそうでないかなんてテーマ大変失礼な話・・・だと思われるかも知れませんが、これが意外に難しいのです。ええ?って思われる方、やってみてください。ニューワールドでさえ、間違うこともあるのです。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ホタテ


ホタテの冷製カラスミ風味 菜の花ソース


いつもここの料理は素晴らしいです。今日はなんと16名!しかも吉村さんもシェフも加わったので18名でした。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ブロッコリーのポタージュ

ブロッコリーのポタージュ


これ、やばいです。ポタージュなのにスープというより噛めるほど濃厚で凝縮した味わいです。これは家でも作ってみたいですね。



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-フジッリ

牛肉と茄子のラグー フジッリ


相変わらずこれだけ山本会で使わせていただいているのに同じ料理がありませんね・・・。



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-仔羊


仔羊ヒレ肉のロースト ブラウンえのきの赤ワインソース


ボルドーがテーマなのでこの料理だと思うのですが、仔羊好きな私としてはかなりのストライクです。

美味しかったです。もちろん、ボルドーワインともぴったりです。


ワインは全部で19本です。1日で19本・・・。すごい数々です。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ワインたち

すごいですよ、山本会メンバーの持ってくるワインは。では以下はリストです。


1.Pavillon Blanc du Ch.Margaux 2000(ボルドー)

2.Poupille 2004(ボルドー)

3.ルバイヤート プティ・ヴェルドー(日本)

4.Alden Perry Reserve 2001 Napa Redwoods Estate(カリフォルニア)

5.Reserva de Familia Cabernet Sauvignon 1994 Santa Carolina(チリ)

6.Sauvignon Blanc 2007 Stag's leap wine cellars(カリフォルニア)

7.神戸ワイン Wine Noble 2001(日本)

8.L'Adagio des Eyssards 2005 Chateau des Eyssards(ベルジュラック)

9.Lucente 2005(トスカーナ)

10.Lady Langoa 2004(ボルドー)

11.Cos-Labory 2004(ボルドー)

12.Poupille 2004(ボルドー)

13.Deccano Rosso 2004 Teresa Raiz(フリウーリ)

14.Anwilka 2005 (南アフリカ)

15.Merlot 2004 de Trafford(南アフリカ)

16.Don Maximiano 2005 Errazuriz(チリ)

17.I Renai 2001 Sangervasio(トスカーナ)

18.Cuvee de Marie Kattalin 2004 Domaine de Souch(ジュランソン)

19.Pesquera 2004(リヴェラ・デル・ドゥエロ)


すごい濃い内容でした。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ワイン

まずはパヴィヨン・ブラン。私はこんなこと言ったらだめなんでしょうけどメドックの白ワインはランシュ・バージュの白以外に美味しいものはないと思っていました。これは素晴らしかったです。


そして私が持っていったチリのファミリア・デ・レセルヴァはなんと1994年です。とある酒屋さんで見つけた掘り出し物です。熟成したらボルドーとの違いは見分けれないと思っていましたが、狙い通りです。これは見事に熟成したワインでした。



内なる石のひびきに、熱き心がやどる-ワイン2


あとは神戸ワイン。これにも驚きました。青っぽさとか熟成感とかタンニンの強さとかボルドーを思わせるものでしたが、なんと神戸ワインとは・・・。ちょっと果実味が弱いところはありましたけど驚きでした。間違えたひとつです。


さすがにレディ・ランゴア、コス・ラボリはボルドーらしい格式がありますね。美味しかったです。これはわかりました。

あと、プピーユ2004。かぶりました。我が家からも1本です。しかも2本の味が違う。全く同じワインなのに・・。

ボルドーっぽくないボルドーを持っていったのですが、やはりプピーユ、なかなかやります。


あと、これは完全にボルドーだと思ったのはデカノ・ロッソです。これはいつもボルドーに似ていると思っていましたが、ブラインドだと絶対にボルドーとしか思えないでしょう。このワインはボルドーを目指して造っている生産者です。見事にボルドーです。ラトゥールの古樽を使っていると聞いていたので初めシャトー ラトゥールだと思っていたのですが、ルイ・ラトゥールの樽だったのは笑いましたけど。


内なる石のひびきに、熱き心がやどる-風景


今回の1番はジュランソンでした。

これは美味しすぎます。私のテースティングリストには4.8点と記入しました。(5点満点)


ソーテルヌとは違うスタイルですが、ピーチのような香りはとても心地よく、甘さと酸のバランスも良く、少しある苦味が理想的な美味しさでした。


いやー、ボルドー、19本中に5本だけでしたが、ボルドーと思われたワインはたくさんありました。面白いテーマでした。



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