池江郎師、吸入治療「時々していた」…ディープ薬物騒動語る
2006年10月22日(日) スポーツ報知薬物違反の問題で揺れるディープインパクト(牡4歳、栗東・池江郎厩舎)を管理する池江郎調教師が21日、同馬が着地検査を行っている東京競馬場に姿を現した。
19日に、JRAがフランスで禁止されている薬物のイプラトロピウムがディープの体内から検出されたことを発表。この件について、池江郎師はマスコミとの 接触を極力避け、自筆のコメントを出したのみだったため、その発言に注目が集まったが、新事実が明らかになることはなかった。
11日の 突然の引退発表から、今度は薬物違反と“騒動”が続いただけに、いつもは穏やかな表情も曇りがちだ。19日に開かれた説明会で、JRA側が「ディープが吸 入の治療を受けていたという報告はある」と発言。これに関連して、国内での吸入治療の有無について尋ねると「一般論として、せきをする馬や、のどが荒れた 馬には、時々することがある」と答えた。
しかし、フランスギャロのルイ・ロマネ専務理事が、管理の不手際を指摘したことや、経緯を含めた今回の件全般に関しては、JRA広報を通じ「調査している段階なので、何も答えられない」とだけ述べた。
ディープの調教終了後は、東京競馬場の国際厩舎から出ることなく、待機する報道陣には「何かあればJRAを通して話します」と取材を受け付けなかった。
19、20日と、ダートコースで速めの時計を出したディープは、池江師の見守る中、角馬場を12周して引き揚げた。馬の状態、天皇賞・秋(29日、東京) の出否については「フランスに行く前と変わらない。来週の水曜日(25日)に追い切った様子を見て、オーナーと相談して決めようかなと思っている」と話し た。
インパクトの天皇賞出否は追い切り後
2006年10月22日(日) スポーツニッポン凱旋門賞でのディープインパクトの禁止薬物問題で揺れる中、21日、同馬を管理する池江郎師は問題発覚後初めて東京競馬場の報道陣の前に姿を見せた。
薬物問題に関してJRA広報から「現在、調査中のためコメントできることはありません」との事前通達がなされ、池江郎師の周囲はピリピリムードに包まれ た。そんな中、遠征前から国内で行っていたとされる吸入薬による治療について、同師は「せきをしたり、のどが荒れた場合に時々行っていた。これはディープ インパクトに限らず、他の馬も一緒」とだけ語るにとどまった。
一方、インパクトは東京競馬場で午前6時45分、池江助手が騎乗して角馬 場をダクとキャンターで12周。動きをチェックした池江郎師は「遠征前と雰囲気は変わらない」と話し、天皇賞・秋(29日、東京)の出否は「水曜(25 日)に追い切って、様子を見て決める。JC?その後のことは頭にない。オーナーと相談して決断する。木曜になるかも」と、ギリギリまで結論を出さない方針 を明らかにした。調教後は国際厩舎内にこもり、報道陣の前に再び姿を現すことはなかった。
国内でしていたので、海外でもしたということが問題ではなくて、レース5日前までには薬物を利用した吸入治療を止めるように獣医が指示していたことを守ったのか守らなかったのか(反応が出たのだから守っていないわけだが)ということが問題であるわけですが、どっちみちフランスの決定待ちですね。