大きな地震が起こってから、もう1週間以上が経つんですね!

まさに激動の1週間。

実は記憶もあいまいなところがあったりします…。


大きく長く続いた大地震。

教会の正面玄関の重い扉も、何度も何度も開いたり閉まったり…。


下校時間だった長女を捜しに車を走らせると、

点かなくなった信号…。つぶれた家…。倒れた壁…。あちらこちらで泣いている子どもたち…。


長女の無事を確認すると、被害状況の確認。ただならぬ会堂内の様子に唖然…。

倒れている本棚…。散乱している本や食器…。倒れているオルガン…。


ただならぬ地震だと痛感し、続けて教会員の安否確認!

もちろん電話はつながらず、地割れし、波打つ道路をなんとか走り、教会員のお宅へ…。


教会に、教会員の方々や近所の方々と泊まった地震当日。

何度も何度も襲ってくる余震…。真っ暗闇の中で寒さに震えながら、翌朝を迎えました。


人間が生きているのは決して当たり前じゃない。

新しい朝を迎えることができるのは、ただただ神様からの恵み。

命の尊さと、神様の愛の大きさを改めて思わされました。



大地震の翌日。

ニュースをほとんど見れなかった僕より、みなさんの方がきっとよくご存知でしょう。

原子力発電所の件で、避難勧告が発令。

朝7:30には集合場所に指定された公民館へ。しかし、なかなか来ないバス…。


デボメ広場-避難勧告  デボメ広場-避難


午後2:00頃。ある人は自衛隊のトラックに乗せられ、ある人はバスに乗せられ避難所へ。

なかなか空きのある避難所が見つからず、避難所間をたらい回し…。車中泊の可能性も…。

避難所に着いてはバスを降り、受け入れてもらえず再乗車…。

「バスやだ~」と泣き叫ぶ子どもの声には、胸が痛くなりました…。


結局僕は夜7:00頃には体育館に着いたけど、夜中1:00まで探し回った車も…。


その後、合計で3日間過ごした体育館での避難所生活。

最初の晩は、夜中0:00におにぎり1個。毛布の配給はなし。

寒さの厳しい避難所で、かたい床の上でコートなどをかけて寝た一日目。

結局次女は、それからずっと風邪を引いています…。


毛布を数枚いただき、日に3回おにぎりを食べられ、夜には豚汁も食べられた二日目。

僕は幸せです!

ストーブのない体育館で寒さに震え、携帯の電波もまったく立たず連絡は不可、

三日間でカップラーメン半分しか食べられなかったという教会員もいましたから…。


デボメ広場-避難所の夜


やがて連絡を取り合い、同じグループの教会が受け入れてくださりみんなで移動!

暖かい室内。暖かい食事。5日ぶりのお風呂。全国各地の方々が送ってくださった救援物資。

メッセージ入りのポケットティッシュにも、あたたかく迎えてくださった教会の方々にも、

ただただ感謝感激の二泊でした!!


デボメ広場-メッセージ付き  デボメ広場-会津チャペル


その後、約50人の大所帯になった僕たちに、大きなホールを貸してくださった教会へ!

到着後、そこにはさらに全国から寄せられた支援物資がたくさん!!


デボメ広場-救援物資


みなさん本当に本当にありがとうございます!

あたたかいメールやコメント、電話、背後にあるみなさんのお祈り!!

物資を持って、わざわざ訪ねてきてくださった方々の声!ことば!!眼差し!!!

何度感動して目を潤ませたことか…。


今はまだ、いつ大熊町の教会に帰れるのかはわからないけど、

今はただ、新しいことをされる神様を見上げて、期待して、一歩一歩前進し続けたい!!

そう思わされています。


神様は僕たち一人一人を間違いなく愛してくださっています!

何度も何度も神様の不思議、神様の奇蹟を体験しています!!

その時、そのタイミングでしかあり得ない奇蹟を、たくさん見せられています!!!


神様が僕に与えてくださった、この特別の体験・特別の期間。

そりゃぁ大変じゃないと言えば嘘になるし、疲れがあるのも現実…。

でも同時に、神様がこれから何を見せてくださるのか、ちょっとワクワクしたりもしています!


僕たちは必ず復活します!

だって神様がいるから!!

だってこんなに祈ってくれる神の家族がたくさんいるから!!!


書きたいことはいっぱいあるけど、今日はこの辺にします。

まだまだ厳しい環境の中に置かれている方々を思うと、今日も胸が痛くなりますが、

とにかく神様に祈ります!!



毎朝教会員の安否情報などを流していますが、まだ確認の取れない方々がいます。

(“福島第一聖書バプテスト教会”のホームページにも情報を流しています!)

今も体育館などで寝泊りされている方々もいます。

全国に散らばって、また一緒に礼拝できる日を信じて待ち望んでいる方々もいます。

どうぞみなさん、続けてお祈りください。


そして僕自身もみなさんのため、そして津波の被害などに遭われた方々のためにも、

一生懸命祈ります!!


同じ神様にあって祈り合い、支え合える力強さを体験していきましょう!!

そしてみんなで神様の不思議を体験し、奇蹟を喜びましょう!!


今はまったく訳のわからない模様ができているけど、

時が来てひっくり返したら、そこにはキレイなキレイな模様が刺繍されているはず!!!