今日の横浜の天気は、いよいよ春本番といった感じです。
今年最初の「うつの家族の会 みなと」のセミナー、
『他では聞けないうつ回復法』ご伝授します!
〜10年2ヶ月苦しんだ私たちには、あなたの辛さが判ります!〜
上記のお申し込みと、詳細については、➡︎こちら ご覧になってください。
いつもみなとのセミナーでは、ご参加の皆さんへ
獨協医科大学こころの診療科部長 井原裕先生のご本
「生活習慣病としてのうつ病」から『精神科医からのメッセージ』を
お渡しています。
今回は、そちらから一部抜粋してご紹介します。
『精神科医からのメッセージ』
大事なお知らせがあります。
事実を知っていただきたいのです。
私どもにとって、皆さんのご期待はまことに重荷です。
私どもにできる事には限りがあります。
不安、悲しみ、憂うつ、自己嫌悪、
それらは人生につきまとういたしかたのないものなのです。
私どもには、これらのすべてをとりさってさしあげることはできません。
「プロによるこころのケア」と言っても、
家族の愛情の代わりになるものではありません。
=後半省略=
井原先生も書いていらっしゃる様に、
うつの症状を改善するのに、すべてを精神科医にゆだねていては、
かなり難しいところがあります。
うつになる原因には、辛い出来事、疲労、人間関係、過度のストレス、
などの他にご自身の考え方の癖や、ものの捉えかたも、原因になる場合があります。
薬でこれらの原因を解消、解決することは果たして可能でしょうか??
私自身、薬をきちんと飲んでいたら「治る」と思い込んでいました。
しかし、いつまでたっても回復どころか、改善もしない日々が延々と続きました。
その何年も症状が改善されずにいた私が回復できた方法は、
「薬にだけに頼らない」で、他にいろいろな方法を取り入れ、試したことでした。
結局は、これがうつの回復、社会復帰につながりました。
現在、うつのご本人にも、ご家族の方にも、
まだ「薬を減らす、調節するだけでうつが回復する」と思っている方が
多くいらっしゃいます。
薬の調節も、うつの回復には、必要だと私も思いますが、
これも、いくつもの改善策の中の一つに過ぎません。
まずは、この事を理解していただく事が、とても重要です。
そこで、
● 薬を服用する以外に、一体何をすればいいのか?
● 他にどんなことに注意すればいいのか?
● 一番身近にいるご家族は、回復するのに長期化している場合、
どう対応したらいいのか?
などについて、
皆さんからのお一人お一人のご質問にもお答えしながら、
今回のセミナーでは、詳しくお伝えする予定です。
それでは、次回のブログでは井原先生の『精神科医からのメッセージ』の
後半を基にお伝えしたいと思っております。
最後にもう一度、セミナーの詳細をお伝えしておきます。
4月 2日 (日曜日)
〜10年2ヶ月苦しんだ私たちには、あなたの辛さが判ります!〜
皆さんからのご参加をお待ちしています!