長野県の松本空港で雪が降り、視界が悪かった2月12日午前、気象庁の現地職員が間違った気圧データを発信したため、日本エアコミューターの大阪空港発の旅客機が高度を正しく把握できず、着陸が遅れたことが7日、分かった。管制塔が指摘し訂正されたが、着陸の安全性が懸念される事態だった。
 気象庁によると、東京航空地方気象台松本空港分室には当時、担当職員2人が勤務。正しい気圧を求めるために必要な温度の自動観測装置が故障したため、人による観測と手作業での電文発信に切り替えた。
 松本空港は標高657.5メートルと、日本で一番高い場所にある。通常は海面での気圧に換算したデータを発信し、滑走路上の気圧は使わない。
 しかし、職員は2人で一緒に作業していたにもかかわらず、パソコン画面に表示された滑走路上の気圧データを約15分おきに3回発信した。その結果、旅客機側の高度表示に100メートル以上の誤差が生じ、実際より高い所を飛ぶことになった。そのまま着陸しようとすると、急降下になるため、着陸をやり直し、約40分遅れで到着した。 

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