手のしびれ | 山根DCの治療革命

山根DCの治療革命

カイロプラクター山根悟が、毎日の治療の中で感じたこと、気づいたことを書いていこうと思います。

46歳女性、手のしびれ

 数年前から手のしびれ、首痛、頭痛がひどいため、様々な病院に行っていましたが、言われることは第5頸椎の椎間板が異常に減っているため、神経を圧迫しているので、そのための症状という説明でした。

 私もレントゲンを見させていただきましたが、確かに椎間板がほとんどなく、神経を圧迫しているように見えます。

 ほとんどの先生が手術しかないというのもわかります。

 でもそれまでの処置は牽引か貼り薬しかないのもいかがのものでしょうか?

 私の説明は確かに椎間板はないけど、ほとんど全体的になく、もしそうなら左だけでなく、左右、両方に症状が出てもおかしくないです。

 でも症状は左だけです。

 今一度筋肉、特に斜角筋の説明をしてそして関節の遊びをつけることを納得してもらいました。

 やることは斜角筋の緊張を取り除き、上部頸椎に遊びをつける。

 それから大事なことは頸椎は肩甲骨や胸腰椎の上にあること、下、土台が曲がっていれば、当然頸椎が正常にいられるわけがありません。

 仙腸関節、胸腰椎移行部、肩甲骨を正常な状態にして、頸椎に遊びをつけること最後に斜角筋の緊張をとる。

 一回でびっくりするほど症状が取れ、計5回でほとんど症状は消えました。

 本人が一番喜んでいます。

考察。

 椎間板なにがしと言われたら、ほとんどの患者さんは怖気ずきます。

 でもまずは筋肉にアプローチしましょう。

 それからでも遅くはないです。

 今一度筋肉の重要性を患者さんと一緒に考えましょう。