派手なデコレーションをしたスクーターに乗った若者たちが集まり、それぞれキマッた服に身を包み降り立った
細身のアイビー・スーツにネクタイを締め、米軍放出のロング・コートを無造作にはおっている彼らは、自分たちのことを「モッズ」と呼んでいた
ジミー(フィル・ダニエルス)は、広告代理店のメイル・ボーイをしている
仕事はつまらないが、給料は悪くないので、洋服代と散髪代とクスリ代には困らない
会社がひけるとジミーは、モッズの溜り場のクラブに行き、夜中をそこで過ごした
そのクラブには、絶えずロックの音楽が流れ、デイヴ(マーク・ウィンゲット)、チョーキー(フィリップ・デイヴィス)らが集まっていた
ジミーはその店で見つけた娘ステフ(レスリー・アッシュ)に関心を寄せていた
モッズの間では、ロッカーズとの対決の話題でここのところもちきりだった
リーゼントの髪をグリースで固め、汚ない皮の上下でオートバイを乗り回しているこの「ロッカーズ」とは、お互いに軽蔑し合う仲で、ことあるごとに衝突していたのだ
次の週末には、ブライトン・ビーチで勝負をつけることになっておりジミーはスーツを新調し、クスリを大量に手に入れ、その日の来るのを待った
いよいよ、決闘の日が近づき、ブライトン・ビーチに集まるモッズとロッカーズ
ステフも来ているが、彼女はクロームの銀ピカのスクーターでキメているエース(スティング)に夢中のようだ
翌朝海岸通りをシュプレヒコールで歩くモッズとロッカーズの乱闘がはじまった…
今年最後の更新です…
どうも!福岡市博多区中洲に在るbar Day-Break(バー デイブレイク)
の店主『おかも』です(^_^)
英国のロック・グループ『ザ・フー』が73年に発表したLP『四重人格』を基に若者たちの暴走、愛、挫折などを描く青春映画で、スティングの映画デビュー作です
60年代のロンドンを舞台に、閉塞感の中で生きる若者の生態を当時のファッションや時代の空気と共に描いています
スティングのスクーターもカッコいいけど、ベスパといえば、やっぱり『探偵物語』の松田優作かな~(^_^)
★★★(5つが最高)
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