松井直樹先生②(中央区・銀座教室) | オールド・ヴァイオリン専門店         ㈱ダ・ヴィンチヴァイオリンの社長ブログ

松井直樹先生②(中央区・銀座教室)

オールドヴァイオリン専門店

㈱ダ・ヴィンチヴァイオリン

代表の山口保行です。

 

前回に引き続き、スズキメソード銀座教室・松井直樹先生の

 

直撃インタビュー第2弾です。後半は、先生に

 

2)現在、そしてこれからヴァイオリンを始める親御さんからの質問

 

 

に回答いただきました。

 

このインタビューの趣旨は現在、お子様がどこかの教室に通っているが

忙しそうな先生に疑問を聞きたくても聞けないお母様がいたり

 

一方、これまでヴァイオリンの経験がなく、どこの教室にしようか

悩んでいるお母様方に対して少しでも参考になればと思い始めました。

 

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7月に行われた「やる気塾」の模様。

(他のお子様の演奏を真剣に聞いているお母様方)

 

 

 

ではそんなお母様に代わって直撃インタビュー、後半スタートです!

 

ダ) 次はお母様方からの質問です。まず曲の進度についてですが

「これでいいの?」という曲の仕上がりなのに、次の曲に行ってしまう

ので心配だそうです。この点、先生はどのようにお考えになりますか?
 

松) それは、スズキの理念ではないですね。スズキの理念というのは

「1つのものができて2つめをやって、3つめ4つめをやって1つめ、2つめ

3つめ、4つめと出来て、先に行くステップになるわけですから、途中で

終わって次に行っても消化不良のものをいくら食べても栄養にならないのと

同じでしょう。 

 

その先生はその点で違う目的で進めているのだと思います。

ただ、子供っていろいろなときがあるからそういう時は先に進ませる時もある

けれども、基本的には私のクラスでは基本的に100点で先に進みます。


 

ダ)先生はコンクールの審査員もやられています。コンクールの

審査の基準、また審査を通るために注意することは何でしょうか?


 

 

松)テクニックと音楽性・表現力だと思います。コンクールですからまずは

間違えて弾かないということが第一です。またあるお子様の演奏について

他人は音楽性がないとか表現の仕方がどうとか、言いますけれども

子供には表現を教えていかないと音楽性が出てこないですよ。テクニックが

あったとしても。どうやったら歌えるか?とか音楽上の知識を教えて

あげないと子供は出てこないですね。その点では表現もテクニックです。

 

やりたくても出てこない・・。音楽は法則があるからそれをわかってもらうこと。

コンクールのためではなくてね。法則に従った音楽なのかどうかが大きなポイントです。
 


 

ダ)先生のお教室では音楽性、表現にもスポットを当てられている。

簡単な曲でも・・。そうするとますます1曲を仕上げるのが大変では

ありませんか?



 

松)そこは指導力が問われますね。短時間で噛みくだいてみんなに教えていくか。

そこで僕のクラスでは普通のクラス以外にも合奏や読譜のレッスンを

用意してあります。私のクラスでは合奏のレッスンが年間に8,9回。

そして読譜のレッスンは毎月あります。これは知識の時間でソルフェージュに

近い。適当な教材が無いので自分で開発しています。

 

お子さんが作曲まですることもありますよ。


 

ダ) では楽器のことについてお聞きします。先生は今までご自身の

楽器はもちろん、生徒さんの楽器もたくさん選ばれてきました。

先生は何をポイントに選ばれているのですか?

 

 

松) 私はボーイング(弓の使い方)が悪く昔から音が小さかったのです。

音がきれいってみんなから言われたんだけれども、細くて小さかったので

まずは「鳴る楽器」を探していました。また音質ですが、いい楽器の特徴は

音の透明感ですよね。「純粋性」「雑音がない」それが大切。

 

それと、バランスのいいこと。当たり前ですが太い弦(G線)、低音は太い

音がして、細い弦(E線)高音は例えば小鳥のさえずりのように鳴る・・と

いうようなイメージです。見た目は重要ですね。やっぱり、ニスがきちんと

しているもの。そして作り方が繊細なものは繊細な音がします。

 

 

 

 

ダ)弓選びのポイントはいかがでしょうか?

 

 

松)まずは材質。それと、古い弓の場合はオリジナリティ。部品がオリジナル

ということが良い状態と考えます。あとは弓がへたっていないということ

弓は特に状態が大事ですね。あと楽器との相性はあると思います。

 

ヴァイオリンを一所懸命自分で弾いているわけですから、当然自分の

好みの音色を出す弓があるはずです。



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7月に行われた「やる気塾」で講評する松井先生

 

ダ) 左利きのお子様を持つお母様からです。練習中も良く弓を

落としてしまうほど 握力が弱いようです。日ごろの生活の中で

出来ること、握力を付けるためのアドバイス等がありましたら

教えていただきたいと思います。

 

 

松)これは、私も悩みの種です。最近は左利きの子供が多くて私の

ところにも3,4人いますが苦労しています。ただ、1つ成果が上がって

いるのは、弓を重点としたおけいこ、つまりボーイングの時間を増やす

ことですね。

 

握力が弱いわけですから弓の体操のようなことをたくさんやることで

結構改善できます。あと生徒さんにもよく言うのですが、左利きならフ

ィンガリングは他の子よりも上手いわけだから、そこを伸ばすことを

子供に伝えることがいいかと思います。

 

 

 

ダ) 思うようにいかずスランプに陥った時の対処法はいかがでしょう?

 

松)一番いいのは、お父さんに出てもらうことですね。ほめてもらう。

お母さんは強い人。お父さんは優しい人。役割を作って逃げ場を作る

ことがいいかと思います。本当は二役出来ればいいけれども中々難しいですから。


 

ダ) いろいろなきっかけがあって、ヴァイオリンを習ってみたいと

思っている子供たちが多くいます。両親はヴァイオリンの知識が

全くなかったりするため戸惑っているようです。

そういった方にアドバイスをいただけますか?
 

松)子供のきっかけは「ひらめき」なので、それを大切にしていくのが

親だと思います。いろいろなところに連れて行ってきっと相性もあるし

見学して、開かれた社会ですからどうしても合わなければ別のところに

行けばいいので。どんどん選べばいいのです。

 

 

ヴァイオリンの世界は狭いので、最初に見極めはある程度は必要ですが

ちゃんと情報と時間を取ってレッスンを受ける。スズキの銀座教室も体験

レッスンをしています。是非こちらにもご連絡くださいね。


 

ダ)先生、今日はありがとうございました。


 

松井直樹先生のレッスンを受けたい!という方は

才能教育研究会(銀座教室) http://suzuki-ginza.com/
電話 0120-556-414(平日9:30~18:00)

へご連絡ください。

 

※取材日時 2011年9月9日
※取材製作:株式会社ダ・ヴィンチヴァイオリン

 

 

 

今日もありがとうございます!

 

 

 

 

東京メトロ有楽町線「新富町駅」直結!

 

 

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オールドヴァイオリン・弦楽器専門店
株式会社ダ・ヴィンチヴァイオリン

 

http://www.davinci-vn.com

代表取締役 山口保行

 


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