タバコを止めると辞めるの違い(在職者と退職者)② | 禁煙成功より喫煙失敗

禁煙成功より喫煙失敗

禁煙をしたくない人でも、タバコをやめられるかもしれない。
少なくとも一人はいましたから・・私ですけど!(^^)!

タバコを「止める」=禁煙とは一時的なものですから、

3年たとうが5年たとうが、喫煙者に戻ることが往々にしてあるのです。

しかし、タバコを「辞める」と喫煙者に戻ることは無くなります。

どんな場合でもです。

禁煙している人が一番に恐れていることは、

再びタバコを吸ってしまうこと(たとえ一本でも)ですが

タバコを辞めてしまうと、恐ろしいことに(喫煙産業・禁煙産業の方にとっては・・・)

たとえ吸ってしまっても、喫煙者に戻ることはできません。

ここが世間で言われる禁煙と、私の明らかにしている「タバコを辞める」の違いです。

会社の例でいうならば

退職後、たとえその会社に手土産を持って遊びに行っても、

もう辞めていますから、そこで働くことはないですし、

一時的に、先輩として仕事についてのアドバイスをすることはあっても

やはり、以後は働くことはありませんし、働く必要もありません。

しかし、風邪で一時的に休んでいるだけの会社員でしたら、

会社に出勤、戻ったとたんに業務がはじまることになります。

会社を辞めた人には、仕事をする、(アドバイスするなど)のは一時的です。

まだ辞めていない人には、休むのは一時的で、働くのが通常の状態です。

タバコを辞めた人が、タバコを吸うのは一時的なものです。

禁煙している人は吸わないのが一時的ですので、潜在的には喫煙するのが通常の状態です。

「禁煙」とは残念なことに、「喫煙」と対極の意味で取り扱われています。

たしかに、行動だけをみれば、「禁煙」=「吸わないこと」、「喫煙」=「吸うこと」

ですので、間違いなく対極に位置しているのですが、

「禁煙」とはあくまで一時的なものですので、潜在的には「喫煙者」なのです。

だから、禁煙外来などで禁煙成功をうたうとしても、1か月とか、

9か月とか期間を区切って成功率、継続率を出すしかないのです。

その成功率は当然、その一時的な期間が長ければ長いほど低くなっていきます。

その割に禁煙外来の成功率が78.5パーセントと、

非常に高く表示されているのはなぜでしょう、理由は期間が短いからです。

どれだけの期間でしょうか。

それは4週間です。

「計5回の禁煙治療をすべて受けた方の78.5%は、

治療完了時に少なくとも『4週間』は禁煙を続けられていました。」

私も一時的にでも禁煙をすることは否定しませんし、

煙たいので出来れば一時的にでも禁煙してほしいとは思いますが、

折角ですからこの際です、辞めてしまってはどうでしょうか

と思う気持ちの方がやはり強いです。

タバコを辞めるとどんな感じかをよく聞かれますが、

ちょっと前にあったJAのCMの「イマドキのシニア」のような感じでしょうか。

定年を迎えた人生の先輩方が、ロードバイクにまたがって颯爽と走ったり、

プールに飛び込んだりと、生き生きとしている姿が描かれています。

タバコを辞めるというのも似たようなものです。

今までタバコを吸っていたがゆえにできなかったことが、時間的にも

金銭的にもできるようになるのは楽しいものです。

もちろんあえて何もしなくても良いのです。

禁煙するとこうはいきません、ほとんどの人が

代わりの何かを求めようとします。運動したり、飴をなめたり、ガムをかんだり・・・

しかし、辞めたら無理に代わりを求めることもいらなくなります。

これもまた、禁煙と辞めることの違いでしょうか。

CMの趣旨は、年金口座をJAで作りましょうという内容でしたが、

当然ですがタバコを辞めても年金はもらえません。

しかしタバコに使っていたお金は残ります。

それは、現役時代(喫煙者時代)に吸っていた人ほど多く残りますので、

破たんしつつある年金制度と同じようなものでしょうか。

年金と違うところは、これからタバコが値上げされるにつれ、

計算上、残る(貰える)お金も多くなるところでしょう。

リタイアしても貶されるどころか、褒められるところが

喫煙習慣の良いところです。

続けていると逆に煙たがられます(笑)

喫煙人生をリタイアして、より楽しい人生を歩んでみてはいかがでしょうか。