たんぽぽ舎【TMM:No2814】 2016年6月23日(木)地震と原発事故情報 | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2814】
2016年6月23日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                             転送歓迎
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★1.「新規制基準」施行3年
   ~川内原発直ちに止めろ、伊方原発を動かすな~
   原子力規制委員会全国一斉抗議行動
                「再稼働阻止全国ネットワーク」
★2.J-POWER株主総会での質疑応答
   「まるで原発反対集会」「沸き起こる拍手に議長も少し渋い顔」
   「大間原発建設コストと稼働後のコスト」の質問に
   「コストのことは今、公表できない」と回答
              山田 武 (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.【続報2】原子力民間規制委員会と四国電力の回答と聴聞の議事録
   四電の「安全最優先」は口先だけ地震があろうと何があろうと再稼働
          中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)
★4.新聞より
  ◆米加州、原発ゼロへ 25年までに2基閉鎖
              (6月22日東京新聞夕刊2面より)
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【たんぽぽ舎ホームページ・トピックス】
☆新着情報(写真など掲載)
 6/20菅直人講演会が盛況(於:スペースたんぽぽ)
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・脱原発川柳【ちっぽけな 星に原発 あふれ過ぎ】乱 鬼龍 (転載自由)
      【原発は 核持つための 下準備】へらずぐち亭
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※6/25(土)学習会・第19回槌田ゼミにご参加を!
 原発メーカーへの勧告「欠陥原発を販売してはならない」

 日 時:6月25日(土)14時より16時
 お  話:槌田 敦さん
   会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※6/25(土)「ウェルカム懇親会」にご参加を!
 ウクライナの放射能汚染研究第一人者と新聞記者が来日
 チェルノブイリ原発事故について何でも聞いてみよう

 日 時:6月25日(土)15:30~18:00
 場 所:たんぽぽ舎会議室 (ダイナミックビル5F)
 主 催:「食品と暮らしの安全基金」
 参加費:1000円 ご予約下さい。Tel:048-851-1212
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┗■1.「新規制基準」施行3年
 |  ~川内原発直ちに止めろ、伊方原発を動かすな~
 |  原子力規制委員会全国一斉抗議行動
 └──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」

日  時:2016年7月8日(金)11時より13時
場  所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
呼びかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」
                    (TEL:070-6650-5549  東京都千代田区神田三崎町2-6-2
                                                   ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付
                メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
           ホームページ http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/

 東電福島第一原発事故が、原発が安全でないことも、原発が安くないことも、
原発が無くても電気が足りていることも、原発がゼロエミッション(クリーン)で
無いことも、「トイレ無きマンション」未解決も、被曝労働必須も明らかだし、
多くの「国民」がもう原発を動かすべきでないと考えるようになりました。

 そんな中で、原子力規制委員会は、発足以来の3年9ヶ月の間、東電福島第一
原発事故の検証も収束も廃炉工程も被害者救済もなおざりにしたまま、「緩やか
に過ぎ合理性を欠く」(福井地裁)「新規制基準」を作り、「違法」「黒枠白抜き
偽装」「耐震偽装」の甘い甘い適合性審査で、川内原発(九州電力)・高浜原発(関
西電力)・伊方原発(四国電力)を合格にこぎつけました。

 さらに、原子力規制委員会は、4月に熊本大地震が起こり中央構造線に火がつ
いたにも拘らず、川内原発を止めようともせずに稼働を容認し、高浜原発3・4
号機は司法により稼働を差し止められていますが、伊方原発3号機の6月中の燃
料装填と7月の再稼働を許そうとしています。
 また、6月20日には高浜1・2号機の20年延長を認可して老朽原発の60年稼働
への道筋をつけました。

 このような日本の新たな原子力規制行政下での再稼働推進は、地球上の総ての
命への冒涜です。
 私たちはこれらのことを許すことができません。
 再稼働反対・脱原発を訴える多くの皆さん、今こそ抗議の声を規制委にぶつけ
 ましょう。

 「新規制基準」施行3周年(7月8日)に会わせて、全国の原発現地の人たちと
ともに、原子力規制委員会を厳しく責めましょう。
  平日の昼休みですが万障繰り合わせて、原子力規制委員会が入っている六本木
 ファーストビル前にお集まりください。

  原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
            東京都港区六本木1丁目9番9号
             (http://www.nsr.go.jp/nra/map.html)
         交通:東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から
                                      「泉ガーデンタワー」の後ろ徒歩5分
                                       日比谷線「神谷町駅」徒歩8分


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┗■2.J-POWER株主総会での質疑応答
 |  「まるで原発反対集会」「沸き起こる拍手に議長も少し渋い顔」
 |  「大間原発建設コストと稼働後のコスト」の質問に
 |  「コストのことは今、公表できない」と回答
 └──── 山田 武 (たんぽぽ舎ボランティア)

◎【まるで原発反対集会】
 6月22日(水)10時J-POWER第64回株主総会が開催されました。
会場はTKPガーデンシティ品川で入口では大間原発反対のスタンディング、ビラ配り10人位の出迎えがありました。
 事業報告、連結計算書類の内容報告の後、質疑応答が始まりました。
 8件質問がありましたが、5件は大間原発建設を直ちに止めろと明言した質問でした。
 まるで原発反対集会の雰囲気となりました。
 それでも壇上に並ぶJ-POWERの北村社長、役員等からは丁寧な回答がなされました。
17人の役員はすべて男性で半民半官的な会社体質が表れているような感じでした。
◎ 軟弱な私は原発反対を明言せずに、
(1)たびたび延期されている大間原発建設コストと稼働後のコスト
(2)再処理等拠出金制度と送電事業における託送料金との関係
(3)経済産業省の行政事業レビューで大間原発への技術開発の補助事業の見直しと廃止検討
の3点を質問しました。
 回答では「コストのことは今、公表できない」等と見事に、はぐらかされました。
 しかし、あとに続く他の人の質問でもコストに言及されたり、会場からの「コストのこと答えてください」というヤジというか不規則発言で、これまでの公式発表である建設費4700億円、変更申請時の追加1300億円を述べるにとどまりました。
◎ 新基準対応にどれだけコストがかかるか不明で将来1Kw何円で売るかも未定という回答でした。
 函館の株主からは、毎日新聞の記事で「自由に経営判断できるなら、すぐにやめたいくらいだ」とつぶやいたJ-POWERの役員の話も披露されました。
 北村社長はすべて取締役会で決定しており、あずかりしらぬことだと答えました。
工事進捗率も、運転開始時期についても公表できないとのことです。
大間町で配られているニューポケットという小冊子の被ばく量にたいする質問。
大間役場移転、商工会などの費用。抱えている裁判の質問。原発関連質問は多く続きます。
 冒頭から原発は即刻辞めて頂きたいと発言を始めた株主もいました。
 沸き起こる拍手に議長も少し渋い顔。
 川内原発しか動いてないが電気は足りている、安定供給のためには原発はいらない。ドイツでは東電福島第一原発事故の後、原発はやめると決定した。住民の理解を得られていない、避難対策もできてない。函館住民の反対。再生可能エネルギーで太陽光を採用しない理由。被ばくの問題。核燃サイクルの破たん。などなど。
◎ 私は予定していた「再処理、高レベル放射性廃棄物処分とガラス固化体」、「トリチウムの危険性と対策」についての質問する機会を失いました。
 それでもJ-POWERは原発技術は必要、2030年原発20%が妥当、福島事故を踏まえて慎重に安全には十分に金をかけて対処するという答えでした。


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┗■3.【続報2】原子力民間規制委員会と四国電力の回答と聴聞の議事録
 |  四電の「安全最優先」は口先だけ地震があろうと何があろうと再稼働
 └──── 中村泰子(原子力民間規制委員会・東京事務局)

 「原子力民間規制委員会・いかた」と「同・東京」は、5月25日に四国電力原子力本部(松山)にて、回答と聴聞の会合を持ちました。その議事録(四電確認済み)をたんぽぽ舎新ホームページにアップしました。
 一般市民が普通の言葉で質問を行い四電が答えるという形式なので、専門用語が飛び交うものではなく、四電のトンデモ回答もあり面白いですので、ぜひダウンロードしてお読みください。(こちら→http://goo.gl/vvJzwU )

 ところで、島崎邦彦・東大名誉教授(規制委の元委員)が、熊本地震を踏まえた研究結果から、基準地震動算定に使う計算式(入倉・三宅式)には問題があり、地震規模が過小評価されると指摘したことを受け、国の規制委は6月20日、安全審査中の関西電力大飯原発について、基準地震動を別の式で再計算すると決めました。
 伊方原発3号機の基準地震動(650ガル)も問題のある入倉・三宅式により算出されたものですので、再計算すべきです。
 四電は民間規制委の規制勧告に対し「伊方発電所の基準地震動の評価が過小評価というものではありません」と回答しつつも、こちらの聴聞に対して「今のところこれで大丈夫であろうということで、新たな知見が得られれば、当然、その知見を検討して伊方発電所に反映すべきところは反映させ、リスクを少しでも低減させるため、さらなる安全対策が必要なら実施します。」「基準地震動を見直す必要があるならば、当然それを反映させます。」と答えました。
 しかし、それは口先だけで、四電は7月26日に再起動、27日に臨界、29日に発送電開始というスケジュールありきで再稼働に邁進しています。
 民間規制委は、国の規制委に代わって、原発の根本的欠陥を指摘し、事故の再発防止対策の実施を勧告していますが、その指摘を承知の上で放置し、地震の危険性が高まっている中で、人々の懸念の声をはねつけ、ひたすら再稼働を急ぐ四国電力に対し強く抗議します。


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┗■4.新聞より
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 ◆米加州、原発ゼロへ 25年までに2基閉鎖

  【ワシントン共同】米カリフォルニア州の電力大手PG&Eは21日、運営するディアブロキャニオン原発の2基の原子炉(出力計224万キロワット)の稼働を2025年までに停止し、閉鎖すると発表した。同州から原発がなくなることになる。
 同州では13年に、電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンがサンオノフレ原発の廃炉を決め、ディアブロキャニオンが唯一の原発になっていた。
 PG&Eは今後8~9年で、電源を太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーへ転換、31年までに総発電量の55%を賄う計画を掲げている。米国では天然ガスの価格が下がったことにより原発による発電は採算が悪化している。
 2基の原子炉は、1985年と86年に営業運転を開始。巨大なサンアンドレアス断層による地震の被害が懸念されている。
          (6月22日東京新聞夕刊2面より)

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