「子どもたちは疎開、避難させなければならない」簡単な3つの理由 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

http://besobernow-yuima.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html
<転載>


「子どもたちは疎開、避難させなければならない」
               簡単な3つの理由
昨年大震災、原発事故があってから、何らかの形で少しでもお役に立てることができればと考えておりましたが、今年行われた福島県の18歳以下の子どもたちの甲状腺検査をみて大変驚き、医療関係者からも何らかの形で早く情報発信しなければ思い……述べさせていただきます。
下記の理由で緊急の疎開、避難が必要であると考えます。
n 福島県の18歳以下子どもたちの甲状腺検査で、甲状腺の結節、嚢胞(のうほう)を持っている割合が30~50%と著しく高く(正常は報告にもよるが1~3%程度)、かなりの内部被ばくにより甲状腺異常をきたしている可能性がきわめて高い。
n 小児の甲状腺に結節状病変がみられた場合、結節状病変が悪性である可能性は、成人が数~10数%であるのに対し、小児では20~30%とかなり高く、上記検査結果と合わせ今後福島あるいは近県、関東などで小児甲状腺がんの著しい増加が危惧される。
n 小児がそれだけの放射性ヨウ素の内部被ばくをしているということになれば、他の放射性物質についても、相当な内部被ばくをしていることになり、放射線被ばくによる他の様々な疾患が増加してくる可能性が高い。
※ 参考ですが、ホールボディカウンターはγ線のみで影響の大きいβ線を測定しておらず、尿検査は尿中への放射性物質の排出が一定でないと思われるため、いずれの検査も内部被ばく量の測定としては極めて不十分または不可能と考えられます。
※ また原子炉を冷やす作業はしていますが、現在でも放射性物質の漏出を防ぐ対策をしっかりとっているとは言えず、放射線物質による内部被ばくを防ぐためには放射性物質から遠ざかることが最良、また唯一といっていい方法であるため、そうした観点からも早急の疎開、避難などの対策が必要と考えます。