9.25(火)忘れないで、もう1つの原子炉が首都圏に!横須賀の原子力空母4周年抗議集会 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

忘れないで、もう1つの原子炉が首都圏に!横須賀の原子力空母4周年抗議集会
のご案内
                       弁護士  呉 東 正 彦

1、現在、首相官邸前行動に見られるように、脱原発、再稼働反対の運動が、全
国民的に広がっていますが、日本中で稼働される原子炉は、大飯原発だけでなく
、もう1つ、東京からわずか50キロの米海軍横須賀基地内を母港とする原子力
空母ジョージ・ワシントンと度々寄港する原子力潜水艦の問題があることをご存
じでしょうか。
 原子力空母ジョージワシントンは、多くの地元住民の反対を押し切って、20
08年9月25日に、横須賀基地に配備され、この9月25日に母港4年目を迎
えますが、福島原発事故以降、原子力規制委員会と規制庁が発足し、国内の原発
は様々な安全対策や防災対策が強化されているのと比べ、この日本の中枢部に致
命的被害を及ぼすおそれのある米軍原子炉(原子力空母は20万KW×2基を積
み、福島第一原発1号炉に匹敵する、原潜は10万KW1基)については全く安
全対策がとられず、日本政府はノータッチ、住民の安全は置去りの状況が続いて
いるのです。

2、原子力空母が横須賀港内で原子炉稼働中ないし停止後数日以内に、近年起こ
る確率が高まっている三浦半島を走る活断層の直下型地震や、相模湾や駿河湾沖
震源のプレート型地震と、それによる津波が横須賀を直撃した場合、津波の引波
や、海底の隆起による座礁、陸上への乗上げ等によって、原子炉を冷やす海水の
取入不能となるか、原子炉を冷却する陸上からの電力、水等の供給が地盤の液状
化等によって断たれ、地震と津波の影響で艦内の非常用安全装置が作動しなくな
れば、東電福島第一原発と同様の原子炉事故を引き起こす危険性があると、多く
の専門家は指摘しています。その場合死の灰が風下の首都圏一帯に降下して、多
数の市民が致死量の放射能を浴び、白血病、甲状腺ガン等を起こし、胎児、子供
等次の世代にまで被害は及び、死者は長期的に百万人以上と予測されています。
福島原発による避難区域を横須賀の原子力空母に置換えれば、避難住民は4百万人
以上となります。

3、今こそ、脱原発を願う多くの国民のみなさんにも、メディアのみなさんにも
このもう1つの、より危険な原子力空母の問題も知ってもらい、広め、声を挙
げて頂きたいのです。


 9月25日午後6時20分からは、この横須賀基地の真ん前のウエルニー公園
(京急汐入駅歩3分)で、神奈川平和運動センター主催の原子力空母ジョージワ
シントン母港4周年抗議集会が開かれ、首都圏から集まった数千人の市民が参加
します。是非、ご参加、ご取材頂き、情報を拡散し、ご報道頂ければ幸いです。
〔連絡先は046(822)1850 小原まで〕

 また地元横須賀市民による原子力空母の母港化の是非を問う住民投票を成功さ
せる会では、このもう1つの原子炉、原子力空母の危険性を、全国の1人でも多
くの方々に知って頂くために、新リーフレット『ご存じですか?横須賀の軍港に
浮かぶふたつの原子炉』を作成し、頒布しています。是非、ご注文、ご配付頂け
れば幸いです。

 さらに、原子力空母の横須賀母港問題を考える会のホームページ
 http://www.pasopit.co.jp/cvn/
もご覧下さい。上記リーフレットをこのホームページからもダウンロードできま
す。


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※原子力空母G.ワシントンは帰れ! 9.25アメリカ大使館前アクション
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11355844422.html