大田区の回答;試験焼却の結果の確認 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

メール拝読しました。

宮城県女川町の災害廃棄物の大田清掃工場での焼却は、4月16日から始まりま
した。
大田清掃工場を管理運営する東京二十三区清掃一部事務組合に、ご質問につい
て以下のとおり確認いたしました。

(東京二十三区清掃一部事務組合への確認内容)
 清掃一組では、昨年7月から排ガス中の放射能濃度を全工場で定期的に測定
しており、これまで150検体全て不検出です。清掃工場の排ガスが大気中への
放射能汚染源ではないと判断しています。
 試験焼却では23区のごみ8割、災害廃棄物2割を混合して実施しました。
災害廃棄物は女川町で放射能濃度を測定しており、ごみ種類もある程度決まっ
ていますが、23区のごみは日々、地域によっても変わるため放射能濃度が把握
できず、物質収支という形では計算できません。
 大阪市議の方の試算は、焼却ごみを試験焼却結果の災害廃棄物の値71Bq/kg
と仮定していますが、実際に焼却したごみは上記のとおり23区のごみ8割、
災害廃棄物2割なので、焼却したごみを71Bq/kgとして物質収支を試算するこ
と自体が不適切です。
 また、排ガスを0.97と見積もったことについて、不検出とは検出下限値未満
のことを言い、その数値の意味は測定上、極微量で計数誤差の範囲であるので、
数値を仮定して試算することは不適切です。
 なお、排ガス中の放射能濃度が検出された場合、直ちに焼却炉を停止し、当該
清掃工場での災害廃棄物の受入れを一時停止します。

以上について、東京清掃一部事務組合に確認しました。
なお、今後の災害廃棄物の焼却につきましては、下記の東京二十三区清掃一部
事務組合までお問い合わせ願います。


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大田区としては、清掃工場からの排ガス中の放射能濃度の結果を十分注視して
まいります。


大田区環境清掃管理課 村上
電話03-5744-1625




__________________________意見____4.15_
件名:がれき受け入れと焼却を止めて考え直してください

大阪市議の検証について追跡調査を願います。
明日から搬入焼却が始まるとのことですが、万が一大気中への放射能汚染であれば、焼却後のセシ
ウム等はナノレベルに超微粒子化していて、マスクも無効になり特に子どもたちの健康に影響しま
すので、精査し防護対策もとれない焼却は、予防原則からしても停止して頂きたいと思います。
______
東京の太田清掃工場で震災瓦礫受入スタート。約36%の放射性物質が行方不明
http://portirland.blogspot.jp/2012/04/41636.html
大阪市議会で島田まり議員の質問。焼却炉の中で約36%の放射性物質が行方不明になっている。と
言ってる(9ページ)大阪市議会議事録⇒
http://osakasaigaihaikibutu.web.fc2.com/documents/0222osakacityminseihokeniinkai.pdf
物質収支の試算の結果は、焼却炉に投入された放射性物質のうち、約36%が行先不明になるとの
結果となりました。
真ん中当たりを見ていただいたら、その数字が出てくると思います。この約36%の放射性物質の
行先としては、
排ガスへ移行しているか、もしくは焼却炉などの設備に残留していることなどが考えられると思い
ます。
排ガスについて考えてみますと、先ほどの資料にある排ガスの放射能濃度の欄をごらんいただくと、
検出限界値が0.97ベクレル/立方メートルとなっており、この値を最大値と見積もって試算して
みたところ、
約11%が煙突から排出されている可能性が否定できない結果となりました。


___________

上記の意見への回答をシェアしました。
大阪市議の試算について不適切だというものですが、混ぜて薄めることで、拡散OKでよいとは思えませんので、引き続きの監視と、もし意見があれば、今後は表示の「東京23区清掃一部事務組合」へ問い合わせをお願いします。

焼却処理の誤りを指摘する資料
日本はがれき処理でも「焼却主義」の大愚 青山貞一 元東京都市大学教授
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp10189...html