横浜市議「南本牧処分場から、大量のセシウムが垂れ流し」質問します | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

みなさま、こんにちは、井上さくらです。
複数のMLにBCCで投稿しています。重複したらごめんなさい。

ただ今、横浜市議会は予算審査中。
明日は資源循環局の局別審査です。
がれきやバグフィルター等、聞くべき事の多い局なのですが、
無所属の私に与えられた質問時間は5分しか無いため、
なかなか「議論」するのが難しいのです。
そんなこともあり、明日は、短時間でも事実として当局の姿勢を問うテーマに絞る事に。

それは、今現在、【南本牧処分場から、大量のセシウムが垂れ流しにされている事】です。

ご存知の通りここへの汚泥焼却灰の埋立は、市民の反対の声で凍結されていますが、
家庭ゴミ等の一般廃棄物の焼却灰はずっと投入されています。

特に水溶性の高い飛灰を水面に入れている所は余りありません。
(川崎は飛灰をコンテナ保管しています。その他の所、ご存知の方いらしたら教えて下さい。)
その結果、処分場内の水(内水)にセシウムが溶け出しています。

それを海へ放流する際、浄化装置を通すのですが、これまでの装置では当然、放射性物質が取れないため、
昨年、汚泥の件が問題になってから、活性炭を入れていた浄化塔の一部に【ゼオライト】を入れて吸着させる事になりました。
ところが、これ、一ヶ月足らず通水しただけで止めてしまったのです。

理由は内水のセシウム濃度が国の基準値以下(これ、原発からの放流水の基準)だからと言うのですが、
そのゼオライトのセシウム濃度分析を聞いた所、5000ベク/kgとの事。
ゼオライト塔には5500kgが充填されていたので、通水した26日間だけで、2750万ベクが取れたことになります。
逆に言うと通水を止めて以降はそれが海水に放出されていると言う事。

通水を止めたのが11月2日なのでその後の4ヶ月以上、ざっと1億3000万ベクレルが横浜港へ放出されていた計算で、
今もその状態が続いている事になります。
これは私も最近質問の準備をして初めて気づいたのでした!不覚。
通水を再開すべきだと担当者に何度言っても基準値内だから良いのだと言いますので、明日、予算委員会で局長らにこの件をただします。

通水を止めた本当の理由は、5000ベクレルも吸着してしまい、
これを続けると市が処分できる8000ベクレルを超えてしまい、処理に困るという事、
内水がいかに汚染されているかが如実に分かるのも困るという事、
など彼らの都合にすぎないと思います。

濃度を薄めて、国の言う「基準値」以下なら、どんなに大量に拡散しても構わないという神経、その姿勢も大問題だと思っています。
こんな人たちに瓦礫を扱わせたら本当に大変。

この問題、横浜港を使っている方、釣りやレジャーを楽しんでいる方にも知っていただき、声を上げていただきたいと思い、
ツイートもしました。
https://twitter.com/#!/sakuraline
拡散願います~

明日の局別審査、資源循環局は午後2時くらいから。
私の質問は最後なので、夕方5時過ぎからです。
ネット中継もありますので、お時間の許す方はご覧頂ければと思います。
http://www.yokohama-city.stream.jfit.co.jp/index.php

井上さくら




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横浜市会議員 井上さくら事務所

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