途上国にネットワークのある皆さんへ!緊急拡散願い | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

先月「脱原発の日」の活動で外務省交渉を行いました
<ODAの魚缶詰>案は可決されたため、
今日問い合わせによると外務省は参議院国会終了後に実行する予定で、
対象国を調査始めたそうです。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/yosan/23/pdfs/h23_hosei3_gy.pdf#search=
18PのPDF;外務省第三次補正予算要求案件の6Pが本案件


外務省が業務を委託するWFPが加工工場から缶詰を買い上げて途
上国へ送ります。WFPの事務局へ話しあいに行こうと思います。
要点としては東北3県の魚の加工品缶詰「全品の放射能測定」と
「測定値を製品へ記載」ではないかと思います。勿論その魚がどこから
来たかの漁場の特定、水揚げされる港、関わる工場の特定、魚の流通
ルート、扱う魚の放射能測定加工前・加工後、測定機の精度など詳細に
ついて質問し、内部被ばくの認識を確認して、情報共有と公開を要望す
ることになると思います。

来年3.31までの今期中に使い切るのが基本の予算で、阿部知子議員秘書
森原さん情報によれば、外務省は来年度も同じ予算を組む、持続
的な働きかけで監視をしなければならなくなりそうです。

一時、アジアは放射能基準が厳しいため日本からの輸入食品を禁じてい
る、途上国への供与はアフリカが主になるのでは?という情報がありま
したが、改めて外務省に確認したところ、「未定、調査を始めるとこ
ろ」とのこと、振り出しに戻りました。

そこで皆さんにお願いです。
「今回日本政府が無償で配布する予定の魚の缶詰は、放射能汚染の危険
性が高い食品なので、調査(アンケート)には不要と答える様に、あな
たの国の政府へお願いして下さい」

といったメッセージを、海外、特に途上国市民のネットワークへ向けて
発信していただければありがたく、そうしたアクションを広めてくださ
い。

お忙しい中に急なお願いで恐縮です。

本当に内部被ばくを海外の子どもたちにまで拡げることは止めなければ
ならないのに、「日本人の良心」で止めることができません。申し訳な
い気持ちで一杯です。

しかも、今日明日食べるものがないという極限の貧困、食糧難状態にお
かれている途上国と言われる地域の皆さんに対して、「いるか、いらな
いか」を国が問い合わせることも非情であり、国民は「問い合わせに要
らないと答えて」とお願いするのですから、なんということだろうと思
います。しかし、放射能というものの危険性と、特に飲食から体内に取
り入れてしまった場合に起きる内部被ばくの晩発性障害については、き
ちんと理解して頂ききっぱりと「食品ではない」と認識してもらうしか
ないです。

私たちは交渉の資料にいのちと食を守るネットワークの「品川宣言」を
取り上げましたが、そこには暫定規制値では汚染が規制されず、汚染食品は
「放射性廃棄物である」としています。生産者や流通に関わる、食品を
生業とされる皆さん方自身からの意を決した宣言。日本の暫定規制値は
来年4月以降は少し是正されるかもしれません、大いに期待しますが、
この今期の水産加工品の規制には間に合いません。

苦肉の策で、NO NUKESのグラスルーツであればこそ、最もこの意
味を理解されてご協力頂けるのではないかとお願いする次第です。
どうぞよろしくお願いします。

提出した要望書と資料、外務省との会議報告などはブログに公開してお
ります。
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11055228443.html
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11055228443.html
http://stophamaokanuclearpp.com/blog/?p=7350
(STOP!浜岡、戸倉さんと連携しています)