【超緊急】11日にも泊3号の営業運転強行へ。要請と傍聴を! | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)


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東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
泊原発3号機の再稼働(営業運転)をめぐる動きが緊迫しています。
明日11日(木)にも営業運転が強行されかねない情勢です。

「地元軽視」と高橋知事…泊原発の営業運転(8月10日、読売)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110810-OYT1T00027.htm

先ほど、内閣府の原子力安全委員会の事務局に電話して、泊原発3号
機の営業運転再開を認めないよう要請しました。

事務局は、「まだ保安院から報告を受けていない状態だが、水面下で調
整が行われているのではないか。報告があれば、11日(木)に安全委員
会で『再開して大丈夫か、国民の支持を得られるか』を議論し判断するこ
とになる」、「議論には斑目委員長を含む5人の委員と岩橋理彦(あきひこ)
事務局長らが参加する」と説明。

私が「福島第一原発事故によって、現行の安全指針が失効したと委員長
が認め、新たな指針づくりが始まったばかり。安全と判断する基準は何か」
と訪ねると、「現状の指針は100%間違ったわけではないので、指針をもと
に、事故で得られた知見も加えて判断する」「斑目も『ストレステストは稼働
しながら並行して行えばよい』と言っている」と驚きの回答でした。

◆11日(木)予定の安全委員会は申し込みなしで傍聴できます。当日、安
全委員会のホームページ(http://www.nsc.go.jp/kaisai/anzen/anzen.htm
に開催案内が載るので(朝、事務局に電話してもいいでしょう)、中央合同
庁舎4号館6階(千代田区霞が関3-1-1、最寄駅は国会議事堂前、霞ヶ関、
虎ノ門)に開催時刻の15分前までに行って、受付で「会議の傍聴に来まし
た」と言えば大丈夫だそうです(多数の場合抽選。身分証明書の提示が
必要な場合あり)。可能な方は傍聴して、しっかり議論を監視しましょう。

以下に札幌の越田清和さんからのメールを紹介します。後半の抗議・要請
先には、北海道電力も入っています。また、私の方で保安院、安全委員会
の要請先と高橋はるみ北海道知事のツイッターアカウントも補足しました。

ぜひ抗議と要請を集中してください! とりわけ菅首相に対して、泊3号を
止める政治決断を求めてください! ぜひ情報を大至急広めてください!
今日1日の働きかけが勝負どころです。「泊よ止まれ!」

【転送・転載歓迎】
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みなさまへ

ほっかいどうピースネットの声明です、みなさんも抗議の声を。今日は、
抗議行動をする予定です。 越田
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泊原発3号機の営業運転再開を許すな
2011年8月10日
ほっかいどうピースネット

 8月9日、北海道電力は、泊原発周辺に住む住民の声、私たちを含めて日
本中からあげられた反対の声を無視し、経済産業省に泊原発3号機の営業
運転再開のための最終検査を申請しました。
 私たちは怒っています。こんなことを認めるわけにはいきません。
 3号機が行なっている「試験運転」をすぐに中止し、泊原発そのものを廃炉
にしていくことを、強く求めます。
 3月11日の福島原発巨大事故の後、定期検査中の原子力発電所で営業
運転を再開したところは一つもありません。多くの人たちが、原子力発電に
不安を感じ、原発はいらないという声をあげ始めたからです。原子力発電所
がある地元の自治体も、再開に慎重な姿勢をとっています。
 泊原発3号機についても、運転再開には北海道と地元4町村の合意が必
要です。しかし、その合意には法的強制力はないので、北海道電力の佐藤
社長は「北海道の同意がなくても、国が受け付けると言うのなら〈最終検査
申請を〉出す」(7月28日)と言い、住民の意向を無視して、経済産業省に申
請した。私たちは、北海道電力の住民・電気消費者の声を無視して当然と
いう態度に強く抗議します。あなたたちの顔はどこを向いているのか。国(経
済産業省)や電力業界しか見ていないのか。
 また何としても原子力発電を続けたい経済産業省は、泊原発3号機の営
業運転再開は「再稼働ではなく運転の継続である」と説明しています。しか
し、福島原発の巨大事故はまだ続いており、その原因解明さえまともに行
われてない現状を考えると、決断すべきは、これまで4カ月近く続けてきた
「試験運転」をすぐに中止することです。また、多くの問題を抱える原子力
安全・保安院による検査を認めることもできません。
 私たちは経済産業省に対しても、泊原発3号機の最終検査を中止するこ
とを求めます。
 高橋はるみ北海道知事は、これまで「国が再稼働にあたらない」と判断
すれば、営業運転再開を認めるという態度でした。しかし住民の安全や健
康、農業や漁業の未来に責任をもつ知事として大事なのは、「泊原発はい
らない」「原子力発電は危険だ」という住民の声に耳を傾けることではない
でしょうか。北海道との合意もないまま、経済産業省に検査を申請した北
海道電力に対して、「住民の声を無視するな」と言うことではないでしょうか。
 私たちは、北海道知事に対しても泊原発3号機の運転再開について、は
っきり「ノー」と言うことを求めます。そして「脱原発」の方針を示してください。
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みなさんからも、「泊原発3号機の営業運転再開に反対」の声を北海道
電力、経済産業省、北海道などに送ってください。

◆菅直人首相
[国会事務所](FAX) 03-3595-0090 (TEL) 03-3508-7323
[首相官邸] (TEL) 03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai

◆海江田万里経産相
・国会事務所 
(FAX) 03-3508-3316  (TEL) 03-3508-7316
(E-mail) office@kaiedabanri.jp

◆枝野幸男官房長官
・国会事務所
(FAX) 03-3591-2249 (TEL) 03-3508-7448

◆細野豪志原発担当相
・国会事務所
(FAX) 03-3508-3416  (TEL) 03-3508-7116

◆経済産業省
・原子力発電立地対策広報室
(FAX) 03-3580-8493  (TEL) 03-3501-1511

◆原子力安全・保安院
・原子力安全広報課
(TEL) 03-3501-5890

◆原子力安全委員会
(FAX) 03-3581-9835 (「原子力安全意見・質問箱」あて)
[意見・質問記入用紙]
http://www.nsc.go.jp/toi/fax,yuuso-form.pdf
(TEL) 03-3581-9919

◇高橋はるみ北海道知事
(FAX) 011-232-0162  
     011-232-5949
(ツイッター) @haruchan_t

◇北海道庁・原子力安全対策課
(FAX) 011-232-1101 (TEL) 011-204-5011
(E-mail) somu.genshi1@pref.hokkaido.lg.jp

◇北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤佳孝
(FAX) 011-210-9586
〒060-8677 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地

※要請のポイント、ひな型などはこちらをご参照ください。
http://e-shift.org/?p=1007 (eシフトのウェブサイト)

【参考】7月29日の政府交渉の、美浜の会による報告
・泊3号-「本格運転を開始するようにとの指示は出していない」
(保安院検査課石垣室長)
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/govneg_rep20110729.htm




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