ナショナリズムにも、色々と種類があると思うのですね。
①日本の国体がずっと変わらずに続くことを願う。日本の伝統・文化・国柄・誇りを守りたいと思う。日本国民の幸せを願う。日本国民の国民生活を改善したいと思う。あくまで「日本は、日本」というスタンス。
②日本という国を世界に自慢したい。日本の色々な分野を世界のトップにしたい。そして、世界と交流し、世界の優れた人・モノ・カネを日本に呼び込みたい。世界と積極的に関わりたい。
①は、中野剛志氏や三橋貴明氏、藤井聡氏のナショナリズムだと思います。
②は、安倍晋三のナショナリズムです。
世界での順位を気にするようなので、韓国のサムスン信仰みたいに、トヨタなどグローバル企業を優遇する政策ばかり実施するのでしょうね。それで平均的な国民は豊かになりませんが。
②のナショナリズムも、完全否定するべきだとは思いません。長い人類の歴史においては、様々な民族同士の交流や同化がありました。
・アレクサンドロス大王の東方遠征、ペルシャ帝国を倒し、ヘレニズム文化を生んだ
・ローマ帝国にゲルマン系の民族が侵入し、元々のローマ人とゲルマン人、ケルト人などが同化していった
・キエフ大公国は多数のスラブ系の民族の上にノルマン人が大公として建国した国家
・支那は、漢民族のほかにモンゴル系の民族なども流入し、複数の民族による帝国が続いた
しかし、日本だけは、世界でも日本だけはものすごく珍しい(ほぼ)単一の民族と国柄を維持してきた国なのです。
それを、安倍晋三が崩壊させようとしているのです。
世界の歴史を紐解けば、相対的にみれば、民族の同化や混合は決して珍しいものではありません。
しかし、2000年も維持してきたものを簡単に破壊してしまってよいのでしょうか?それが、保守の態度なのでしょうか?
もし、移民の解禁に舵を切れば、安倍晋三は鳩山由紀夫や菅直人、野田佳彦、それどころか村山富市や河野洋平を上回る売国奴になるでしょう。
日本を韓国化し、さらに複数民族のアメリカ化しようとしているのですから。