第6回FC琉球の未来を考える会3-4 | だるま親雲上日日記

第6回FC琉球の未来を考える会3-4

だるま親雲上日日記-③第6回FC琉球の未来を考える会

 榊原代表のお話に続き、金子達仁新GMと薩川新監督が登場しました。

 金子:薩川監督が、日本で一番の監督と認識して招聘した。長野時代、FC琉球をどう見ていたか?
 薩川:琉球をまったく警戒しなかった。自分たちは、自分たちののサッカーをぶつけるスタイルなので。
 金子:(選手たちに振る)
 小寺→4回やって、4回負けた。歯が立たないイメージ。よく走る、球際に強い。チームワークがすごい。
 國仲→自分は、長野戦に出ていないのでよくわからないが、。まとまっているチーム。
 金子:長野をつくる過程は、どうだったか。
 薩川:長野をつくるのに、コーチを含めて5年。なにができて、なにができないかをハッキリしようと心がけた。
 地域リーグからJFLに上がるのに貢献しながら、切られるような選手を出したくなかった。
 長野でできなかったことをやりたいとは、「質」の部分。特に動きの「質」。琉球の選手には出来る。従って、長野より高いものを求める。当然、 出来なければクビ。
 金子:目標とする指導者は。
 薩川:影響を受けた方は、西野朗さん。
 何事につけても、はっきりしている。そして、思い遣って声をかけるときは、しっかり声をかける人。いいところを盗んで、自分のスタイルをつくりたい。
 金子:琉球をどんなチームにしたいか。
 薩川:自分は、攻撃的サッカーを創り上げる。
 琉球は、バランスが悪い。攻撃には行くが、DFがスカスカ。バランスを崩しながら、バランスを保てるか、そこをキチンとやらないといけない。
 金子:長野時代に見た琉球の印象は。
 薩川:「俺、元Jリーガー」という、すかした感じがイヤ。試合に負けて泣いている小寺が目立った。笑ってられるヤツが理解できない。負けて悔しがらない選手はいらない。勘違いくんは必要ない。
 金子:そういうところは、治せますか。
 薩川:選手が意識してくれないと治らない。2週間キャンプをして、本音を語り合って理解し合いたい。
 金子:長野の選手とサボの距離感は。
 薩川:サポと選手の距離は、長野方がうんと近い。地域リーグのときから上がってきた選手が、長野には結構いたからだろう。
 自分は、サッカー上手いので選手とボールの遣り取りをしたいし、長野ではどこでも「さつさん」と声をかけてもらえたので、沖縄でも気軽に声をかけて欲しい。選手だけではなく、サボとも強い絆を結びたい。
 金子:来季の目標は。
 薩川:9位以上を目標とする。簡単に優勝という言葉を口にしたくない。必ず9位は越える。9位以下なら、金子GMも、自分も、見切りをつける。
 とにかく、走るチームをつくる。センターフォワードがディフェンスもするくらい、ハードワークをこなすチームづくり。
 負けても、次があると思わせるほど、うんと頑張ったといわれるチームにしたい。
 金子:長野の選手も連れて来るか。
 薩川:声をかけてはいる。
 上手くはなくとも頑張るチームが長野。質の高いチームが頑張れば、もっと勝てる。長野は下手。それに勝てない琉球は、もっと下手。
 戦えるチームをつくる。負けても納得出来るチームにつくり上げる。
 結果がついて来れば、爆発する地域というのが沖縄。bjリーグ越えを果たしたい。
〈続く〉