昨日アップした音源について僕なりの話をここでしておきたいと思います。

 

 

 先日紹介したJ-WAVEで放送された僕といとうせいこうさんの対談番組。
内容は聴いたり、読んでいただいた方にはわかると思うんですが、フリースタイルブームに端を発する日本語論へと発展したものです。

 個人的にも発見がいろいろある実りある対談で、せいこうさんのヴィジョンを垣間見ることが出来たのも貴重な体験でした。

 

対談記事はこちらから!

http://miyearnzzlabo.com/archives/39227

 

その中で、せいこうさんは「テレビはテロップが理解の邪魔をしてしまう。

ラジオこそがフリースタイル・バトルにもっとも適した媒体だ」という趣旨の発言をされ、それを受けて僕は「いとうさんは知らず知らずのうちにプレゼンを始めてるわけですが、これを聴いているディレクターの方、ラジオでフリースタイル番組いかがですか?」と提案しました。
 

その後、対談は大きく展開したのですが、結びでせいこうさんは「やっぱラジオ向きだよ。(俺は建設的30周年を経て次のヴィジョンがあるから)お前がやれ!お前がやれよ」と笑って終わります。

 

 さて、ここから数週間したらJ-WAVEから連絡がありました。
まさにこの対談のディレクター氏で、直近で「これを聴いているディレクター」に当たるわけですが。

 

メールの内容は
「先日、J-WAVEのMUSIC SPECIALという番組にて、
ダースレイダーさんと、いとうせいこうさんの対談を収録させていただきました。
その節はありがとうございました。
番組の最終回を飾るにふさわしい素晴らしい対談となったこと、
我々としても嬉しく思います。

その甲斐もあり、今度J-WAVEにてフリースタイルで言葉の力を
伝える番組を10月から立ち上がることとなりました。
つきましては、ダースレイダー様にレギュラーでの出演をお願いしたく考えております。

毎週金曜日25時から30分の番組で、隔週2本録りを予定しております。

企画書をお送りさせていただきますので、
ご確認・ご検討宜しくお願い致します。

J-WAVE制作部」

というものでした。
あとは番組内容とスケジュールの確認です。

 

僕はドラマチックな流れだな~なんて感心しながら、即答で是非、やりましょう!と承諾の旨を伝えました。

 

ところが、翌日一緒に大阪モノレールのライブを観に行った鎖GROUPの小林さんから。「ダース、悪い知らせだ。あの番組、なくなったから。」と言われます。

 

え?すぐオッケーしましたよ?と聞くと。

 

「上層部からダースレイダーは年齢が高くてフリースタイルマーケットのターゲットにはふさわしくないから替えろ」と指示されたというのです。

 

ええ?と思いつつ、この日は楽しいライブもあり、とくに考えませんでしたが・・・いやいや、これどうにもおかしいぞ。
と。

 

で、会社にはそういう連絡があったわけですが、僕には直接はなにもない。ので、逆に連絡先を聞いて僕から連絡しました。

 

僕が理解している経緯は上記の通りなのでそれを伝えると、それ自体はその通りなんですが、人選はもう決まっていると。
まあ、僕も正式にオファーが来てオッケーはしてるんですけど・・・
で、その人選はDOTAMAとACEであると伝えられました。
ちなみにこの二人が番組をやることには一切異議はないんですが。
そういう話って・・・オファーする前に内部でやるもんじゃないんですかね?

 

翌日、先方から電話があり、やはりダースレイダーの出演は難しいと。いや、もう出る気はないんですけどね、こっちも。

 

で、番組とラジオ局のより一層の発展を願って泣き寝入り・・・
する必要あるんだっけ?と考えたわけです。

 

なので曲を作りました。
せいこうさんの指摘もあるので歌詞字幕はつけてないんですが、それで理解出来るように作りました。
あと、先日亡くなったあの「RADIO RAHEEM」に冒頭で触れていますが。ラジオでDO THE RIGHT THINGってことで。

 

なにかを発表する前に、いとうせいこうさん、DOTAMA、ACEには連絡しました。せいこうさんにご迷惑をおかけするわけにはいきませんし、DOTAMA、ACEにも他意はないよとあらかじめ伝えておくのは必要だと思いました。

 

さて、これで晴れて僕もショーン・KばりにJ-WAVEには出演出来ない人間になった可能性もあるわけですが。

 

深夜にアップされたのもあって、ほぼゼロインパクト!
昔、お笑いグループのレギュラーのネタで。
「怒りの一撃!・・・・かわされる!」
というのがあって、それを思い出しましたw

 

でも、反応はあるにはあって。
某局で働く、とある人物から「良く言ってくれました!」というメールが届きました。
彼は彼で局内で似たような目にあってるようで・・・
自分も意志を貫徹します!と言ってくれました。
ラップした甲斐があるってもんですね。

 

さて。
いま、空前のブームと言われているフリースタイル・ラップ。
今後もいろいろな企画が立てられていくと思います。
その中で、イヤな思いだったり、我慢ならない状況に直面する人も出てくると思います。
なにせ関わる人が増えれば増えるほど、理解や愛情はどうしても薄れますからね。

そういった場合、泣き寝入りする必要はなし!
だと思います。

 

もしかしたら数年後。
いろいろと反省したり、考え方が変わって。
「あの時はバカしたな。」
と思うかもしれません。

でも、そもそも、その「あの時」がない人生も味気ないと思います。
僕にとっては、この時はそれだと思ってます。

 

なので、今後イヤな思いとかしちゃうかもしれないいろいろな人に。
俺の屍を越えて行け!
いや、どっこい生きてるけど!

 

というか、人生すべてはネタであり。
ラップしちゃえば笑えるぜ!

 

THATS ENTERTAINMENT!
とポール・ウェラーっぽく歌って今日も楽しくやっていきます。

 

あ、僕がフリースタイルにふさわしいかどうかは・・

ちょうどいま放送中のフリースタイルダンジョンという番組があるんですが。

8月はジャッジをしていて、現在放送中のRECではチャレンジャーで出ているので!

そこで証明出来てるかどうかも要チェックで!

 

本日は・・・日本一のMCを決めるKING OF KINGSへの道をたどる・・・

19時からはABEMAで生放送!9SARI STATIONです。