現代中国語で古典が読めるかというと、否である。萌えろ!語学のロードワーク-八仙人1

中国は国土が広いから、方言も多い。


方言は発音も違えば、漢字も違う。


その方言がそのまま「古典」として入ってくる。


勿論、時代による変遷も伴うから、読めっこない。


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最近、私は禅に凝り始めたのだが、

「底」という文字が気に掛かる。


「百尺竿頭座底人、雖然得入未為真」

(悟りの頂上に座する人も、真の悟りとはいえない)


「大死底人」

(大死の人)


「底」に特別な意味はない。

現代中国語では、おそらく「的」くらいの意味である。



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漢字の読みには、漢音、唐音、呉音がある。

(これら3つの音が混じった熟語?としては「入唐求法巡礼記(にゅうとうぐほうじゅんらいき)」がある)


これは、地域と時代の相違を反映させているから、本当に勉強しようとするならば、

北京官話だけでは駄目なんだろうなぁ・・・・・・