ワインの銘柄でお馴染みの街、
「Jesi」を訪問するのが旅の目的の1つでした。
(写真は全てクリックにて拡大されます)
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日曜の昼下がり。人がほとんど居ません。
冒頭の写真は、とりあえず旧市街の中心にて。
Piazza Angelo Colocci (アンジェロ・コロッチ広場)にて。
15世紀に創建されたPalazzo della Signoria
こういう建物の形は、ルネサンス様式である。
十字型の窓が特徴らしい。
紋章は獅子の浮き彫り。
ちなみに、時計は止まったまま動かない。
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Piazza Federico Ⅱ(フェデリコ2世広場)は、ローマ時代の公共広場に相当する場所にある。そう、Jesi は古い街なのだ。
その周囲は、16~19世紀の建物が面している。
広場の中心には、噴水とオベリスクがあり、
またDuomo(大聖堂)の尖塔とファサードがそびえている。
残念ながら、Duomo には入れなかった。
18世紀末の建物。
1階は郵便局である様子。
Jesi ではかなり自己主張の強い建物であり、
絶対に写真を撮りたくなる(後から見ると平凡な建物だが)。
エノテカ(ワインを飲ませてくれる所)もあるのだが、本日閉店。
まあ、時間がないから、その方が良いのかも知れぬ。
ほとんど人がいない。
ここに来てさすがに異様な印象を抱くのだが、
この街ではアラブ系と黒人にしか会ってない。
一体、この「少し南」のイタリアの田舎町はどうなってるの?
ワインに誘われてやって来た軽薄な私だから、
初日からイタリアの社会問題なんて考えたくない・・・
「かったるい」時間が流れている。
60年代のイタリア歌謡黄金期の男性歌手、Boby Solo が
「Siesta」という南イタリアの呑気な歌を歌っているのだが、
その舞台がここではあるまいな・・・
文字通り、人っ子一人いない。
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旅行前にMarche州のワインの勉強(=酒盛り)をしていた時のワインのエチケットを思い出す。
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Jesi は、ホテルとレストランが辛うじて駅に1軒ずつあるような、観光には不向きな街である。
だが、そういう街にて歴史を感じて、また過去と未来を結びつけるような何かを感じる事こそ旅の妙であろう。
Boby Solo の「Siesta」(You Tube で検索すれば出てくるでしょう)を口ずさみながら、14:00頃に駅へ。
これにて目標を一つ達成。ワイン仲間に自慢だな。
そして、今からは気持ちを入れ替えて、イタリア最大の鍾乳洞を訪問しに行く。
(続く)