エクスプレス(白水社)を参考に、スウェーデン語をノルウェー語に訳する訓練(修行)をしている。


第15課まで来ると、なかなか大変な作業になる。萌えろ!語学のロードワーク-北欧エクスプレス


準備体操として、日本語をスウェーデン語に訳してから、ノルウェー語に訳しているせいもある。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


両者は似ているが、わずかながらの相違もある。


印象としては、スウェーデン語の単語の系統はドイツ語圏で、

ノルウェー語は英語圏のようにも思えるのだが、例外も多い。




I vilken riktning befinner sig den ? (スウェーデン語)


I hvilken retning befinner den seg ? (ノルウェー語)


上記2つの例文は「どの方角にそれはあるか?」という意味で、似た単語と構造を取る。

しかし、決定的に違うのは最後の部分。


これは、「befinne sig/befinner seg」(存在する)という再帰動詞の枠構造の問題である。


しっくりといくのがノルウェー語の方で、ドイツ語の語順と同じである。

(ドイツ語では「befinden sich」を用いる)


スウェーデン語は幾分違和感を感じる。


解釈としては、スウェーデン語も元々はドイツ語のような枠構造があったが、そのうちに単純化(英語化)して再帰動詞を1つの単語として捉えるようになった、というように推論する。