いよいよ本日から秋ですね。
 昨日、秋を感じて一首詠みましたが、今日になって、ミンミンゼミの声が強くなり、ツクツクボウシの声が掻き消されてしまっておりました。

 今日からが「残暑」になります。
 が、残暑はがきはまだ早いですのでご注意ください(笑)
 残暑はがきを出すのは、中元が過ぎてから。8/10以後にお出しになると良いですよ(^_-)~★

※暑中見舞いの終りに「盛夏」と書くのは「間違い」ですので気を付けてくださいね。盛夏とは「初夏」「盛夏」「晩夏」のことで、それぞれ、初夏=新暦5月、盛夏=6月、晩夏=7月(旧暦では四月=初夏、五月=盛夏、六月=晩夏)にあたります。つまり、6月に出すのでなければ盛夏とは書かないのです。これ結構間違えて「盛んな夏」だと思っている方多いですが、違いますよ!!!!

 さて、立秋とは「秋の気が立つ」といい、この時期から気候が変わってきます。先週末ぐらいから「夜が大分涼しくなってきている」ことに気付いた方は多いかと思います。また、朝夕に鳴いている虫の音がちらほらと聞こえてきたのではないでしょうか。
 それでもまだまだ暑いのに!と思う方がいらっしゃるかもですが、実は立秋が「最も暑い時期」なんです。夏の気が極まって、ようやく秋の気が訪れることで、暑さが徐々に弱まっていきます。

 また、空を見上げると、「いつの間にか秋空になっている」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そう、空が高くなっているんですね。これまでは、暑さを押し付けるような真っ青な空が白い雲を押下げていたものが、空の色が少し薄みがかって、雲も薄く高くなってきているはずです(微妙な差ですよ?)。

 本格的な秋となる秋分まではまだ一月半ほどありますが、朝夕の涼しさに触れて「秋を愉しむ」のが、風流かと存じます。

 また、今日からは「秋柄の薄物」を着るようになります。
 私も夏色の小千谷縮を仕舞って、秋色(枯草色)の小千谷縮を出しますかね。