昨日のカード式に名前を付けました。その名も「数寄名鑑~SUKIMEIKAN~」です。

これは茶人が自分の持ち道具をいつでもどこでも見られるようにするもので、ルールにしたがって自作し、見せあうことで、勝負もできる(笑)←そこ要らないww

 表はこんな感じ。

基礎点とは元素点を除く最低コスト(ようはお金ですね)。
元素点はその道具の入手の難易度。
元素点は最低1で最大5。元素点をオーバーしたら基礎点に増加。
基礎点は限度なし。

元素点:+1
現代作家物
伝統工芸士(三代以下)

元素点:+2
著名な現代作家
伝統工芸士(三代以上)

元素点:+3
十職
宗匠名物

元素点:+4
中興名物

元素点:+5
名物

元素点:+5/基礎点+1
大名物

宗匠の極書:元素+1/基礎点+1
家元の極書:元素+1/基礎点+2
伝統工芸士は代が4代毎に元素+1
※8代までは元素+2、12代までは元素+3、16代までは元素+4

基礎点:0
稽古物(無銘のものはすべて)
消耗品(茶筌・柄杓など)

基礎点:1
小物
現代物(昭和後期~平成)

基礎点:2
近代物(明治~昭和初期)

基礎点:3
時代物(江戸時代後半)

基礎点:4
骨董物(江戸中期)

基礎点:5
骨董物(江戸初期)

基礎点:6
骨董物(桃山期)

基礎点:7
古物(~室町期)

金物
色:火
土地:山
鋳物(釜・鉄瓶)、風爐、金工、唐銅
釜師:大西清右衛門(十職)
金物師:中川浄益(十職)
風爐師:川邊庄造、一之瀬宗辰、菊地政光、般若勘渓、金谷浄雲、畠春斎、角田秀峰など

焼物
色:黒
土地:沼
瓷器、陶器、土風爐
茶碗師:樂吉左衛門(十職)など
焼物師:西村(永樂)善五郎(十職)など
風爐師:寄神崇白(3)、山崎宗元(2)など
吉村楽入、川崎和楽、小川長楽、村田陶隠など

塗物
色:青
土地:沢
漆器、漆風爐、棚物の漆塗のもの
塗師:川瀬表完、道場宗廣、中村宗哲(十職)など
細工師:飛来一閑(十職)など

織物
色:白
土地:野
裂地、掛軸、仕覆、古帛紗、帛紗、屛風
袋師:土田友湖(十職)など
表具師:奥村吉兵衛(十職)など
禅僧:

指物
色:緑
土地:森
棚物などの木製品(漆塗は含まず)、竹細工(茶杓、柄杓、茶筌など)
指物師:駒沢利斎(十職)など
柄杓師:黒田正玄(十職)など

細工
色:茶
土地:----
羽細工(羽箒、小羽根、小羽箒、座掃など)、象牙細工(茶杓など)、硝子細工(水指、茶入、茶盌など)、鼈甲細工(茶杓)、石細工(茶臼)など

特殊
色:金
土地:さまざま
例えば棚物で指物師と塗師が解っている物は、マルチカード(金色)として、両方の元素を入れます。風爐師(=金物=赤)と釜師(鋳物師=金物=赤)の場合は同じ系統の元素なので、マルチカラーにはならないです。
ちなみに、禅師は白(=織物)扱いなんで、茶杓などで禅師の銘があって、黒田正玄(竹細工師=指物=緑)の削りなんてなると、やはりマルチカード(金色)ですね。

こんなこと考える茶人ほかにいないだろうなぁ(笑)
さて、御盆はblogの更新をお休みさせていただきます^^