新暦最初にして旧暦最後の「お茶会へ行こう」が今週末に迫りました。
 まだ、道具立てを考えておらず、どうしようか?と悩み中。

 二月は旧暦最初の「お茶会へ行こう」になるので、長板小で点前をするとして……となるとやはり江岑棚ですね。

 江岑棚は三木町棚の桐木地写しの棚で、三木町棚は寄席木細工の指物です。
 覚々斎好が江岑棚という別称で使われ、一般に出回っているのはこちらになります。

 これは抽斗のある小棚で、茶入や棗を抽斗に入れて点前をすることがあります(当流だけかな?)。

 普通、茶入は抽斗に入れることはありませんが、格の高いものや背の高い物を別として、大海や内海、大渡などは抽斗に入れても用います。肩衝は不安定になることから入れず、文琳や茄子などの格の高いものも入れません(当流ではですが)。これは薄茶器にも用いるものは抽斗に入れ、濃茶器としてしか用いないものは入れないということです。

 飾りは

 茶器飾り(天板に薄茶器)
 柄杓飾り(天板に柄杓と蓋置、抽斗に茶器)
 総飾り(天板に仕込茶盌と薄茶器、水指脇に蓋置)
 割飾り(天板に仕込茶盌、抽斗に茶器)

 となります。
 炭飾りは香合と羽箒。柄杓飾りと同じですね。

 濃茶は水指前畳に茶入、天板中央に薄茶器。
 御軸は、「無事是貴人」にする予定なので、さて、どういう道具立てがよいものか……。