新暦1月5日は二十四節気の小寒。
 つまり、寒の入りになります。

 小寒と大寒の期間が寒中と呼ばれます。丁度、小暑と大暑の期間が暑中と呼ばれるのに似ていますね。

 今では年賀状を送りそびれた際に送ることの多い寒中見舞いですが、これは実は歳暮の挨拶なんですね。つまり、歳暮の挨拶に訪れない欠礼のお手紙が寒中見舞いです。

 歳暮をいただいた側は、返礼を行いますが、現在では、歳暮を頂いた方へ返礼をする習慣になってしまっており、本来の意味とはことなってしまいました。

 そもそも、歳暮はお世話になった方への感謝の意味で返礼をするものではありません。
 歳暮はお付き合いのある方へ送るというものではないからです。

 歳暮を受け取った方は、年賀の品を用意して年始参りを待ちます。
 年賀を欠礼する場合は、年賀状を出す訳です。

 寒中見舞い/歳暮⇒年賀状/年始参り

 が本来なので、新暦に行事を合わせると不自然この上ない訳です。
 新暦の一月はほぼ旧暦の十二月にあたり、一年で最も寒い時期になります。

 私は旧暦好きなので、年賀状も旧暦で出したいなぁ~とは思うのですが、一月下旬から二月上旬に年賀状が届いたら、みなさん驚かれてしまいますから、新暦合わせでおこなっております。

 みなさまもお体にお気を付けください。