いい年こいてこんな番組見るのもあれじゃが、

今日はアフリカのガーナのカカオ農場で働く家族が出ていて、

あいのりメンバーも深く考えた様じゃのう。

番組としてはたまにまじめな世界情勢を説明してくれるのじゃが、

歴代メンバーが日本に帰ってきて、その体験をどのように生かしたか

は知らないが、

少なくともあの番組を見ていた私たちもなんかかんがえさせられたと

思うじゃけぇ、


今日の話はまさしく、ポストコロニアリズムとグローバル経済の問題点をそのまま表わしてるようじゃのう。

番組の説明では、ガーナのカカオ農場に働くひとびとが、どんなに働いても、豊かになれない、経済構造を先進諸国がアフリカの各国の

独立の後、フェアトレードをしようとしたが、それに先進国が反対。

世界市場のカカオを買い占めて、一時、品薄状態にして値段が上がったとたんに買い占めたカカオをもう一度市場に出させて、カカオの値段を暴落させ、安いカカオを供給してチョコレートを作って潤う。

フジ産経としてはいい番組をやったもんだと感心させられる。


つまり、今のアフリカではどうしても自由貿易では勝てないシステムが

出来上がっているのじゃ。WTOの自由経済の圧力に負け、安い輸出をしなければいけない、アフリカ諸国。また、先進諸国の中の農業国はアフリカの市場に安い肉や農産物を売りつける。

それはアフリカの国内の農産物よりも安い値段で売るのだが、それは先進国が自国の農業に補助金を出して、値段を調節しているからじゃ。

こんな状態ならアフリカはますます困窮するしかないよのう。

ひどいやり方じゃ、

人の道を反しているどころの問題じゃない。


これが、新しい植民地主義であるだろうし、いまだ帝国主義の世界システムが残存し、この悪しき構造をどう解決しなければいけないのかのう。

大学の生協には「フェアトレード」のチョコやクッキーが売ってたのう。

もっと勉強して精進するしかないようじゃ・・・