北のカナリアたち 2013。 | だらだら感想日記の日々

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ややネタバレ。


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うーーーん、なんかモヤモヤする映画だった。。。

結構泣けた!よかった!て評判を見たんだけど
そうかなあ、、、

分校に赴任してきた明るい先生・吉永小百合
だんなの柴田恭平、警官の仲村トオル、父親のキタオウジキンヤ
生徒に、森山未来、宮崎あおい、勝地涼、満島ひかり、小池栄子、松田龍平

と、さすが東映60周年記念作品でキャストは豪華なんだけど、
なんかあまり使いこなせてないし、
生徒が大人になってからのエピソードもなんだかなあ、という感じ。


さすがにオーディションは歌で選んだという子役たちはすばらしい合唱でした。
大人になっての面影もちゃんとあるしねビックリマーク

ただ、村のクリスマス会の選曲が“きっと君は来ない~♪”の
山下達郎の“クリスマス・イブ”ってのはどうなの?と思ったけど・・・
ふつうに“きよしこの夜”とかでいいのでは。。。
当時の流行に乗って、大人にウケるようにか?


ラストのあたりで、不覚にもちょっとウルッとは来たけど
いや、これ泣いちゃダメな映画ではないだろうかって感じでした。

あとさあ、あの北海道の冬のくそ寒い中、20年ぶりに会う恩師と生徒なのに、
なぜ皆歩きながら移動しながら雪の中外で話しているんだ・・・。
まあ毎回毎回お茶飲んでるシーンばっかじゃあ映画にならないかもだけど。

登場人物は豪華なんだけど、キャラの掘り下げが全然で
見終わって、キャスト名を思い出そうとしても
吉永小百合がハル先生、森山未来がノブちゃん。
・・・あとなんだっけ?て感じでございました。

森山未来はやっぱ演技うまいな~とは思った。


以下ネタバレ。























人質を殺させてしまってトラウマを負ってる仲村トオルと恋仲になる吉永小百合、
そらあ脳腫瘍で死期が近い荒れるダンナの相手で疲労してるとこに
運命的な出会いで傷を舐めあって惹かれるのはまあ仕方ないかもだけど
(それにしても出会いの展開からしてなんだかなー感はあるけど)
あんな小さな村なんだからもうちょっと自重しろよーー!
仲村トオルももうちょっと我慢しろよ!

あと、同年代の設定なのか年下設定なのか謎過ぎる。
最初、先生だし母親or姉感覚で見守ってるのかな~と思ったら
キスシーンがあって衝撃でした。
いくら吉永小百合が若くしてるからって仲村トオルとでは違和感がバリバリ(笑)

ダンナもダンナで、仲村トオルが警官辞めて出て行く日が分かってるなら
その日にバーベキューしといて途中でいきなりバラすってなんだよー。
あえて計画したけど、良心の呵責に耐えかねたの?


生徒の現在もすごく微妙。

大好きな先生の不義密通に傷ついたけど、
好きになっちゃったのは仕方ないんだもん!と不倫していて
過去の先生の気持ちも分かるとか言っちゃう小池栄子。
(そして先生のいるところで奥さんが乗り込んでくるという都合のよさ
そして雪国なのに自転車通勤)

事件の発端になった勝地涼と宮崎あおいは、
小学校以来一度も口きいてないのに、いきなり握手から相思相愛に。
ウラジオストクと北海道の遠距離恋愛スタートなの?
そこは別にふつうに友情復活、その後恋愛関係になるかも?
くらいでよかったんじゃないのかなー。

あと先生には逆に謝れたけど、宮崎あおいが狂言自殺しようとしたから
ダンナさんが亡くなったのは事実なわけだし、そんな簡単に許されるもんか?
もう死んじゃうからって、すぐ死んでいい訳じゃないぞーー。


そんでもって、事故でDV社長を殺してしまったノブからの電話に
“島で待ってて!”と逃亡示唆する吉永先生、あんた何してんねん。。。
そこは理由を確かめて、居場所を聞いて、一緒に出頭すべきだよねはてなマーク
その方が罪も軽くなるんだし、面会だってできるんだしさーーー。

大体冬の北海道の廃村にひとり潜伏しろって、どんな無茶な要求だよ!
悠長に元生徒に会いに北海道各地旅行してる場合か!ふつうに凍死するわ!

・・・と、ツッコミどころ満載な映画でした。
船頭多くして船山に登っちゃう的な感じなのかなあ。