ウエディングドレス

結婚式の3週間前、花嫁さんは風邪をひいてしまい、
訪れた病院で検査をしたところ、
腎臓に大きな病気があることが判明しました。
今すぐ治療を始めなければ命に関わるとまで。

新郎には話すか話さないか迷われました。
結婚式は二人だけのものではないので、今の段階で中止となると、
破談などになるかもしれないなど病気と並行して不安を募らせながら。

そんな時に僕にメールがありました、いつもメールでも電話でも元気はつらつ過ぎるのに、
字数は少なく、珍しく曖昧なニュアンス、そして送信時間は深夜3時。
僕は普通に起床している時間なので、
何かあったのかな、と電話をしてみたところ深く深く悩んでいる花嫁さんがいました。
「深夜に悩んでもいい答えは出ないので、明日天気も良いし海でも見ながらお話しましょう」

夜中に考える事ってどうしてもマイナス方面に行ってしまうこと多いので、
そんな風に誘ってみました。

きっとだまって結婚式をしたとしても、新郎さんを今以上に心配させてしまうこと。
結婚式は通過点、身体が元気であればいつでも出来る事。
身体を第一優先に延期されることをお話しました。
そして言いにくければ僕も間に入ってお話しますよとも。
その日の夜、新郎さんの帰社時間に合わせてまず僕から新郎さんにお話をしました。

思いますよね、僕も思います。

ただの結婚式の撮影依頼を受けた一カメラマンなのですが、
こういうことはほっとけないというか出過ぎてしまう自分を日々反省なのですが…。
色々な現実に押しつぶされている花嫁さんをどうしてもそのままに出来なくて。

新郎さんもじっくり話を聞いてくれて、結婚式は花嫁さんが元気になったら、
ということで今は治療に専念しよう、ということになりました。
そんな2009年の春。

花嫁さんは病気と対峙をして根治をして、以前と同じような体力もつき結婚式をされます。
今から6年分の幸せをとることが楽しみです。
6年分の病院での記録もプロフィールムービーに入れるそうです、
僕がこっそり撮った写真も含めて。

新郎さんと花嫁さんと僕で病気の事を話したとき、
花嫁さんはうつむいていてほとんど話さなかったのですが、
僕が一通り話し終えて、う
つむいた顔を上げ新郎を真っ直ぐに見て今でも彼女が言った言葉を鮮明に覚えています。

「待っていて欲しい」

そして新郎さんは深くただうなずいたことを。
6年前にその姿を見て「この二人は大丈夫だな」と正直思いました。

結婚すると言う事、人と人が愛し合い、一緒に生活をすると言う事。
結婚すると言う事、それはとてもとても深いこと、新たな心で歩み出すこと。
結婚氏とはこの広い世界で出会えた奇跡。

結婚の深さと人の愛の大きさを感じる出来事でした。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
カメラ結婚式のスナップ写真撮影を承っています
今まで約1400組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
すべての情熱を写真に込めたいので、1日1組のみの撮影とさせていただいております。
皆様とのご縁があることを楽しみにしています。

よろしければ僕が運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
結婚式のスナップ写真撮影依頼についてなど、お気軽にご相談ください。
下記フォームかメールにてお気軽にご連絡いただければと思います。
撮影プランは139,000円(税込)からご用意しております。
また、撮影の空き状況についてもお気軽にお問い合わせ下さい。


ウエディングカメラマンの裏話


メールの場合はこちらからどうぞ→
日程の空き状況だけ確認をされたい方はコチラ→

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
パンダ撮影のお問い合わせのメールにはすでに撮影予定が入っていても、3日以内に必ずお返事をさせていただいています。

●「問い合わせをしたけど、返事がまだ届かない…」
と思いましたらまずは【迷惑メールフォルダ】の中をご確認ください。
●携帯電話からのお問い合わせの場合はパソコンメール、URL付きメールを受信する設定にされて再度お問い合わせ下さい。


それでもメールがないようであれば、
念力か下記のメールアドレスもしくはFacebookより再度ご連絡下さい。