true-チャペル

先日撮影前の出来事でした、
お二人が着付けをしているときにキャプテンがいらしたので、
名刺を差し出し「お世話になります、どうぞよろしくお願いいたします」
と名刺を差し出しご挨拶をすると、
僕の顔を見るなり「あなたは当ホテルに出入り禁止なはずでしょ、なんでここにいるの、誰の許可?」
とすごい冷淡な口調で言われました。

たしかに外部カメラマンが色々なことを会場でしでかし、出入り禁止になる例は多いです。
決められた進行時間を守らず撮影をしていたり、
挙式中にチャペルの祭壇に上がって、レンズを牧師先生の頭にぶつけたり。
スピーチをされている主賓のマイクのコードをつまづいて抜いてしまったり。
さらには、サービススタッフのきれいな女性の肩に手を回し、
口説いてたりなんてことも聞いたことがあります。

顧客の要望以上にアグレッシブに撮影したい気持ちはわかりますが、
プロカメラマンなんですから、マナーやモラルの上で勝負はしたいものです。
プロのサッカー選手だって、ルールやスポーツマンシップの上でプレーしているのですから。
マナーやモラルを忘れてしまっては、プロの仕事ではないですからね。
口説くというのはもはや論外です(笑)
僕は酔っぱらったゲストのおじさまから、クドクドと絡まれたことはありますけどね('A`)

ちなみにこの会場さんに伺うのは初めてです。
なのでスタッフを口説いたり、マイクのコードで遊んだりということはしていません。
というかどの会場に行っても細心の注意を払っていますので、
今までいった会場でそういいったトラブルを発生させてしまったことはないですね。
あのアプローチラインは危険だなとか、
この場所は高価なものが多いので何かあったら危険と注意を常に払ってます。
危機管理もプロの大切な仕事のひとつですからね。

なのでキャプテンに「出入り禁止とは? 身に覚えがないのですが?」
と訪ねると、おいおい頼むぜセニョールのような表情をされ、
「先月あれだけのことをしておいて、良くシラを切れますね」

「僕は今日来るのが初めてなのですが、先月来たのはこの僕でしょうか? 
必ず名刺でご挨拶しているので、もしお持ちなら先月お渡しした名刺をお見せいただければと」

と返事をすると、僕の顔をまじまじを観察し、
「………挨拶なんてしなかったでしょ、うまいこと言って騙されないよ、ほら帰って帰って」

僕としては、その日一日でも新郎新婦に携わった人すべてが同じチームだと思っているので、
どなたにもご挨拶をするようにしていますが、
スタッフにもキャプテンに挨拶もせず撮影をしているカメラマンも多いようです。
そのカメラマンもそうだったようです。

キャプテンに背中を押され帰るように促されますが、当たり前ですが帰るわけには行きません。
「あのー、ご存じの通り帰るわけには行かないので、先月何かをしでかした人と、
僕が同じ人物ではないと言う事を証明させていただく時間をいただけませんか?」

まあこの会場には下見をしていて、プランナーさんとは面識があったので、
プランナーさんから説明していただき、別人と言う事を証明していただいたのですけどね。

どうやらロビーにあった高価な花瓶に傷を付けたり、
お色直し時に撮影する時間が5分しかないにも限らず、30分も撮影していたり。
とどめにこのカメラマンが出入り禁止を言われた理由、
それは、披露宴入場前に花嫁のヘアスタイルが気に入らないとアレンジしてしまったことでした。
そのカメラマンには美容師の資格はないのですが、髪の毛の位置や巻き方などを手で直して、
花嫁さんのヘアスタイルがめちゃくちゃになってしまったようです。
新郎新婦が許可したこととはいえ、そんなモシャモシャな髪型で披露宴入場前はできませんので、
新郎新婦から会場のヘアメイクさんに「ヘアスタイルを手早く直してください」とその場で言われたようです。
まあ「髪は女のイノキ」じゃなかった、命って言いますしね('A`)

その後ヘアメイクさんが30分かけて行うヘアスタイルを、
披露宴入場前なので2~3分で行わなければならなかったりと、
戦いのリングのような修羅場が繰り広げられたそうです。

披露宴後にキャプテンが注意したところ、
キャプテンの顔の前に顔近づけ「カメラマンなんだから、多少の脱線は仕方ない」
などと反論したそうです。
そのカメラマンは某団体に所属していて、
その団体に所属しているカメラマンも同じスタンスの人が多かったのだとか。
団体ですので、写真がどうのと議論するのでしょうが、
その前に議論すべき事があると思うんですけどね。

さらにはそんな光景をご両親が見られていたようで、
「なんでカメラマンに花嫁をいじらせるんだ、おたくは何を考えているんだ」と会場側が怒られたそうです。
その後は外部カメラマンと言うことで事なきを得たようですけどね。
でも、そんな光景を目のあたりにしたら会場のカメラマンって思うのが自然ですよね。
僕もそういう視線はいつも意識して撮影しています。
アウェイの会場でも撮影中に下見のお客様とすれ違ったら
「おめでとうございます」と言うようにしていますし、
あと「トイレはどこですか?」という質問には答えられる様にしています。

そんなキャプテンは僕に平謝りでしたが、
悪いのはキャプテンではなく粗相をしでかした同じ業界のカメラマンです。
むしろ僕が深々と頭を下げさせていただきました。

ちなみにその粗相のカメラマンと、僕そんなに似ているんですかと、
他の会場に行っても白い目で見られたら嫌なのでプランナーさんに聞いてみたところ、
「似ているのは性別だけで、顔も体系も全く似ていませんよ」と言われました。
もしかしたらキャプテンは精神的にショックを受けてしまって、
外部カメラマンというとそういった視線で見てしまっているのかもしれませんね。

粗相したカメラマンが"迷わず行けよ、行けばわかるさ"の結果がこういう結果でした。
アントニオ猪木さんの神聖なビンタが必要ですね。
アントキの猪木さんの「元気ですかー!! 元気ですよ」ではダメだと思います('A`)


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