太陽

今回はある二人の結婚のその先にあったことについて書いてみようと思います。
結婚という太陽であったはずの日常に訪れた突然の暗闇。
友人の女性に起こった脚色もない真実の出来事です。

二人が結婚をしたのは10年前、
それは大恋愛での結婚でした、満面の笑みから溢れる幸せ。
そんな幸せをかみしめる二人をパシャパシャと撮ったことをよく覚えています。

でも旦那の浮気が始まったのはその1ヶ月後だったとか。

そして去年の夏のこと、友人の女性が知らない間に旦那に離婚届を出され、
1週間後にその浮気相手の女性と籍を入れていたそうです。
さらにはその女性と旦那との間には3歳になる二人の子供がいたのだとか…。

それに気付いたのは今年の夏のこと。
そのことに気付かず彼女は1年いつも通り夫婦として暮らしていました。
しかし今年の夏にあることで籍が抜けていることに気付き、
問い詰めたところその事実が発覚したのだとか。

彼女はなかなか子供が授からず、
去年の夏から不妊治療、さらには体外受精までしていました。
つまり旦那が勝手に離婚届を出したあとに体外受精をしていたことになります。
命と生を冒涜した行為、僕は許すことは出来ません。
仮に体外受精で子供が授かったとしたら彼はどうするつもりだったのでしょうか。
父親のいない子供をどうするつもりだったのでしょう。
そしてつらいつらい不妊治療、彼女はそのつらさに耐え頑張っていました。
その心を彼はどう考えているのでしょうか。
そして籍を入れた奥さん、そして子供の気持ちを考えたことがあるのでしょうか。

彼は離婚にあたり色々な事を吐露しました。
冒頭にも書きましたが結婚して3ヶ月で浮気を始め、
それから今までずっと浮気生活を続けていました。
そしてその浮気相手と子供を授かっても精算はせず夫婦生活を続けていました。
まるで浮気をしているようなそぶりも見せず。
夫婦共に仕事をしていたので、時間的にもうまいことかわし、
金銭的にも財布を二つにしていたため、
巧みにわからないようにされていたそうです。
策謀して行っているとしたら"希代の悪"でしょう、
また思うがままにやっていたとしても"希代の悪"でしょう。

離婚届が違法に提出されたことで、
離婚を無効にすることは出来るそうなのですが、彼女はその選択を選びませんでした。
そして慰謝料などの民事裁判についても、彼女はその選択をしませんでした。

彼女は今、10年間の結婚生活が何だったのか自問自答を繰り返しています。
自分の中で自分と戦っています。
つらさのあまり睡眠薬を飲んでしまって病院に入院したり、
手首を切ってしまったりしたこともありましたが、
一筋の光の射す方へ、自らを奮い立たせて頑張っています。
時間はかかると思いますが、昔のような笑顔を見せてくれることを祈るばかりです。


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