コードレス電話とテレビのリモコンをよく間違えるdapandaです。
よく「おかけになったチャンネルは現在使用されていません」になります('A`)
今まで数多くの結婚式を撮影してきまして、
たまに会場の空気が凍ってしまいそうなハプニングに遭遇することもあります。
あ、凍ると言ってもダジャレで凍りつく系ではありませんよ、念のため('A`)
といっても以前からこのブログを読まれている方には、
たいしたハプニングでは驚いてもらえないかと思いますが、
今回は会場がやってしまった「そ、それは…」
というハプニングでも書いてみようかと思います。
結婚式での進行の中には、多くの場合ケーキ入刀というものがあります。
お二人で手を取って仲良くケーキに入刀するというものです、
仲むつまじく笑顔でケーキに入刀するシーン。何度見ても良いものです。
ある日の結婚式の新郎新婦、
ケーキはデザートの際にゲストの皆様にも幸せのおすそわけをと、
ケーキ入刀のケーキは生ケーキをセレクトされました。
お二人の大好きなフルーツをチョイスし、
とてもカラフルでおいしそうな生ケーキが完成していました。
披露宴で入場された新婦は、
入場しながらそのケーキを遠くから見て笑顔になっていました。
ケーキにも力を入れていたのでしょうね
ご両家の主賓のご挨拶も終了し、お二人はいよいよ念願のケーキに入刀です。
お二人はニコニコと楽しそうにケーキに入刀。
ケーキの周りにはご友人のカメラもたくさん撮影しています。
そしても僕も撮影し終わり、お二人はファーストバイトをしようと、
ケーキにフォークを差し込んだ瞬間、
「ズダンッッッ」という音と共に、ケーキが載っているテーブルが倒れました。
当然のごとくテーブルとともに落下したケーキ、床に元の面影もなく崩れ落ちています。
一瞬にして凍り付く披露宴会場。
すかさず司会者が「ケーキもお二人の愛にヤキモチを焼いてしまったのでしょうか…」
と微妙なフォローをいれますが、
司会者の言うヤキモチの熱もこの空気には勝てないようで、まだ凍り付いています。
さらに「ケーキは崩れてしまいましたが、お二人の愛は崩れないでほしいものですね」と司会者。
慣れないハプニングをフォローしたい気持ちはわかるんですけどね(^_^;)
その後、会場内はさらに重たい空気で包まれました。
呆然とする新郎新婦、そして呆然とするゲスト達。
どうやらケーキを設置していたテーブルの脚が何かの拍子で折れてしまった様子です。
壊れていたのか、ちゃんと設置していなかったのは謎ですが、
テーブルが原因でケーキを形のないモノにしてしまったようです。
新郎新婦は気丈にもそのケーキに背を向け、
メインテーブルへと向かわれました。
さぞかし悲しくてつらかったでしょう。
でもホストとしてこの場は仕切らなければならいそう思ったのでしょうね。
泣きそうな新婦に手を差し伸べる新郎。
その心をもエスコートする姿に心を打たれました。
ゲストもその空気を感じたのか、
その後は何事も無かったかのように進行をしていました。
結婚式ではこういったほんの些細なことが、
大きなハプニングを生んでしまうこともあります。
それは今回のようにスタッフだったり、新郎新婦であったり、
ゲストであったり様々です。
僕もゲストに機材を蹴られたりして壊れることもあるのですが、
きっとこれもハプニングなのでしょうね('A`)
こうしたハプニングは未然に防げればに越したことはないですが、
ただ予測できないからハプニングなんですよね。
そのハプニングにどう対処するのか。
結婚式にはそんな準備も大切なのかも知れません。